パソコンが早くなる!? 今すぐできる、ハードディスクの掃除術

ハードディスクの空き容量が残りわずかになると、パソコンの動きが遅くなるなど悪影響が! そこで今すぐできるハードディスクのお掃除法をご紹介します。
パソコンを使っていて、画面にこんな表示が出たことありませんか?

ハードディスクの空き容量が残りわずかになると、このようなメッセージが現れるんですよね。

パソコンの動きが遅くなるなど悪影響が生じる恐れもあるので、小まめな対処が大切です。

さっそく、ハードディスクを見てみましょう!

「スタート」ボタンをクリックし、「コンピューター」(Windows Vistaの場合は「コンピュータ」、Windows XPの場合は「マイコンピュータ」)をクリックするとアイコンが表示されます。

さらに空き容量を確認するには、ハードディスクドライブを右クリックし「プロパティ」をクリック。すると、円グラフが!
あとどれくらい空いているかが、一目で分かります。

空き容量を増やすには外付けのハードディスクを買い足すという手もありますが、その前に、ハードディスクの掃除をしてみましょう!

「こんなに容量が空いた!」とビックリするかもしれませんよ♪

不要なファイルを削除しよう

まずは、ハードディスクの中にある不要なファイルを削除しましょう。
※Windows7の例で説明します。

不要なファイルが入っているフォルダを開き、削除したいファイルをクリックして「Delete」キーを押します。

(※削除してはいけないファイルもあるので、自分で作成もしくは保存したファイルに限定するのをオススメします。「マイドキュメント」や「ユーザー」フォルダに保存している人が多いかもしれません。)
そのまま、ごみ箱に入れましょう。

これですっきり、と思いきや、・・・大事なのは、この後です!
ごみ箱に入れただけではファイルは削除されない?
削除したファイルは、ごみ箱に入れられます。
言い換えると、ごみ箱の中でデータとして残っていることになります。

つまり、完全に削除するには、「ごみ箱を空にする」必要があるのです!

デスクトップにあるごみ箱のアイコンを右クリックし、「開く」をクリックすると・
こんなにたくさんのファイルが!
さっそく空にしましょう。

エクスプローラの「ごみ箱」もしくはデスクトップの「ごみ箱」アイコンを右クリックし、「ごみ箱を空にする」をクリックします。

すると、「これら○○個のファイルを完全に削除しますか?」という表示が出ます。
「はい(Y)」をクリックすると、ファイルが完全に削除されます!

ディスクのクリーンアップで容量を空けよう!

「クリーンアップ」もオススメの方法です。

ソフトが一時的に保存したファイルや必要なくなったシステムファイルなど、不要なファイルを削除してくれます。

ごみ箱も空にしてくれるので、ごみ箱の中を確認する必要がなければここで一緒に済ませてもいいでしょう。

「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」の順にクリックすると、「ディスク クリーンアップ」という項目が出てくるので、クリックします。※Windows7を例にしています。

「ディスク クリーンアップを実行するドライブを指定してください」という表示が出るので、実行したいドライブを選んで「OK」をクリックします。

通常は、Cドライブのクリーンアップでかまいません。
すると、どれくらいの空き容量が作成できるかの計算が始まります。
しばらくすると
計算結果が表示されます。
(約2GBも空くことが判明! ただし、「削除するファイル」で全ての項目にチェックを入れた場合の数値です)

「OK」をクリックすると、「これらのファイルを完全に削除しますか?」という表示が出るので「ファイルの削除」をクリックします。これでクリーンアップは完了です。

ちなみに、「削除するファイル」はどれを選べばいいのか戸惑うかもしれませんが基本的には、どれを削除しても 問題はありません。(各ファイル名をクリックすると、どんなファイルなのか下に説明が表示されます。それを読んだ上で、削除したくない場合はチェックを外すといいでしょう)
Windows XPの場合
Windows XPの場合は、「削除するファイル」一覧に「古いファイルの圧縮」という項目がありますが、圧縮にかなりの時間がかかったり、圧縮の実行中にほかの作業をするとエラーが出ることがあるため、チェックを外すことをおすすめします(Windows VistaとWindows7ではこの項目自体がなくなっています)。

以上が、ハードディスク掃除の基本と言える方法です。

他にも、空き容量を増やす方法としては、容量の大きい音声ファイルや画像ファイルなどをDVDに焼く、なんて手もあります。

こまめに対処して、ハードディスクを有効に使ってくださいね!

Macのトラックパッド設定や使い方を解説

Mac機の大きな特徴の一つとしてトラックパッド対応があります。トラックパッドとは一般的なノートPCに搭載されているタッチパッド(スライドパッド)のMac版です。トラックパッドはMacのノートパソコンであるMacBookには標準搭載されており、デスクトップ機の場合はアクセサリーとして購入が必要です。トラックパッドがあればPC操作にマウスを使う必要がほとんどなくなり、とても便利です。今回はMac機の大きなアドバンテージでもあるトラックパッドの使い方や設定について解説します。

トラックパッドの特徴

Windows、Macに限らず、特にノートPCを愛用している人ならば標準搭載されているタッチパッドを使ったことはあるはずです。タッチパッドの役割はマウスの代わりです。ノートPCのモバイル性を追求するとマウスは出来ることなら排除したい贅肉です。

そのために考案されたのがタッチパッドであり、タッチパッドを指でなぞれば画面上のポインタもそれに追随し、マウスの代わりを果たします。しかしその使い勝手は明らかにマウスに劣り、マウスレスになることにより身軽になるけど使いにくいという認識が一般的でした。

多くのメーカーがPCを開発していますが、タッチパッドよりもマウスのほうが使い勝手はいい、という意見が大勢を占めるほどタッチパッドは使いにくいモノという位置付けでした。
 
■ビックリするくらい使いやすいのがMacのトラックパッド

Apple社は独自のOS、Mac(最新版はOS X)を開発しているためタッチパッドのソフトウェアとハードウェアも自社開発しました。それがMac版のタッチパッドといえるトラックパッドです。
そしてMac愛好家の、Macを選ぶ理由の多くはトラックパッドの異常なほどの使い勝手の良さです。Windows機のタッチパッドとはもはや別物と考えるべきでしょう。同じくApple社が開発しているiPhoneを使ったことある人なら想像しやすいと思いますが、トラックパッドと使い心地はiPhoneにかなり近いものがあります。

iPhone特有の指一本での自由なスクロール、滑らかな動き、二本指で開いたり閉じたりするだけでできる画面の拡大や縮小、回転。初めてiPhoneに触れた時の感動は体験したことのある人ならばわかると思います。トラックパッドはまさにPC版のiPhoneです。
実際にトラックパッドを設定しよう

トラックパッドはパッド上を指でスライドさせて様々な操作を行うシステムです。マウスの代替えシステムと考えればOKです。Macのトラックパッドはタップに使う指の本数を認識します。1本指での操作、2本指での操作を区別し、様々な役割を割り当てる事が出来ます。慣れてくるとまるでスマートフォンのような感覚でPCを操作できます。

ここからは基本となるポイントとクリック、スククロールと拡大縮小、そしてそれ以外のジェスチャの設定方法を解説していきます。

■トラックパッドの設定画面を開こう

まずはデスクトップ画面上にあるメニューバーのAppleマーク(リンゴのマーク)をクリックしてメニューから【システム環境設定】を選択します。クリックすると以下のような環境設定のダイアルログが開くので【トラックパッド】を選択します。
トラックパッドの設定画面が開きます。設定項目を選ぶと画面右側にトラックパッドの使い方を解説する動画が再生されます。

■ポイントとクリックの設定
まずは画面上にあるタブの中から【ポイントとクリック】を開きましょう。すると上記の画像のようなチェック欄が表示されます。
・タップでクリック
・副ボタンのクリック
・調べる
・3本指のドラッグ
これらに全てチェックを入れると1本指、2本指、3本指での操作が有効となります。トラックパッドの性能を充分に発揮したい場合は3本指のそれぞれを使えるようにすることがオススメです。

■スクロールとズームの設定

次はパッド上を指でスライドさせる操作の設定です。画面上のメニュータブから【スクロールとズーム】を選びます。
先ほどと同じく以下のチェック欄はすべてチェックを入れることをオススメします。
・スクロールの方向
・拡大/縮小
・スマートズーム
・回転

これによって2本指で開いたり閉じたりの操作で画面を拡大縮小が出来ます。そして2本指で2回タップすることで画面が一定の拡大をし、3回タップで縮小します。さらに2本指でひねるようにスライドすると画面を回転することができます。いずれもiPhoneではお馴染の操作方法ですね。

■その他のジェスチャ設定

最期は一番右側のタブになる【その他のジェスチャ】です。

・ページのスワイプ
2本指で左右にスライドすることで開いている別のアプリに切り替えます。例えばsafariとiTunesを二つ開いている時はそこジェスチャで両者を切り替えることができます。

・通知センター
2本指で右端から左端にスライドさせると通知センターを開く事が出来ます。

・Mission Control
4本指で上にスライドさせる事で開いているアプリ全てを見渡せ、選択できるMission Control画面に移行できます。

・アプリケーション Expose
4本指で下にスライドすることでExposeモードとなり、開いているアプリを横ならびにして使う事が出来ます。複数のアプリ画面を同時にモニターに映したい時に便利です。例えばブラウザの画面を見ながら文書作成をしたい時などに使うといいでしょう。

・Launchpad
トラックパッド上で親指と他の指3本で中央に集めるようにスライドするとドッグに表示されている以外のすべてのアプリがデスクトップ上に表示されます。アプリをさほど多くは入れず、ドッグで充分という人はあまり使わない機能かもしれません。

・デスクトップを表示
親指の他の指3本の4本指で広げるようにスライドすると開いているアプリが全て格納され、デスクトップ画面が開きます。