iPhone のバッテリを劣化させないために知っておきたいこと

iPhone などの充電式電池を採用したアップル製品に搭載されている電池は「リチウムイオンポリマー電池」です。そして、これには充電できる回数に制限が存在します。

その回数はさまざまな要因によって減ります。となれば、誰もがこの充電可能回数が減ることを防ぎたいと思うはずです。

そこで必要と言われているのがバッテリのメンテナンス。一説には、毎月1度はフル充電を行ってその後 iOS が起動しなくなるまで使い切るのが良いと言われています。

はたしてそれは本当なのでしょうか。そこで今回は iPhone/iPad/iPod touch に搭載されているバッテリをなるべく劣化させないために必要なことを考えてみます。

リチウムイオンポリマー電池はメモリー効果が起こりにくい

まずはリチウムイオンポリマー電池の特徴を知っておきましょう。

このバッテリはニカド電池やニッケル水素電池と比べて、メモリー効果が起こりにくいという特性を持っています。

メモリー効果とは簡単に言ってしまうと、100%使い切る前に充電するということを繰り返して行うと、本来の容量よりも充電可能な容量が少なくなること。充電可能な容量が減ってしまえば、バッテリによる駆動時間も短くなります。

一方でリチウムイオンポリマー電池は、ニカド電池やニッケル水素電池とは異なる物質を使った電池なので、このメモリー効果は起こりにくくなっています。

ですから、つぎ足し充電を行わないために iPhone を iOS が起動しなくなるまで使い続けるというのは、あまり意味のある行為とは言えません。

過充電・過放電は禁物

リチウムイオンポリマー電池は充電し過ぎたり(過充電)、放電し過ぎたり(過放電)するとバッテリ内部の素材が劣化してしまい、本来の能力を発揮できなくなります。

ですからリチウムイオンポリマー電池には、過充電・過放電を防ぐための仕組みがあります。それが後ほどご紹介する制御コンピュータです。

よって、過充電と過放電にはそこまで過敏になる必要はありません。が、フル充電状態にも関わらず充電し続けるといったことはなるべく避けた方が良いでしょう。

夏場の車内などの高温環境・衝撃も禁物

リチウムイオンポリマー電池に限らず、電池全般に言えることですが、温度の高い場所でバッテリを利用したり、保管したりするとバッテリの性能は劣化します。というのも、高温環境下にさらされるとバッテリ内部の素材が劣化してしまうからです。

ですから、夏場の車内や日の当たる場所に iPhone を放置すると、内蔵されているバッテリが劣化する可能性が高まります。アップルによれば適温は22℃前後です。

また、同様の理由から衝撃も禁物です。iPhone を落としてしまうことでバッテリにも衝撃が伝わり、その内部の素材を劣化させてしまう可能性があるからです。

リチウムイオンポリマー電池は制御コンピュータを搭載

リチウムイオンポリマー電池は扱い方を間違えると爆発したり、発火したりするバッテリでもあります。

特に怖いのが指定された以上の電圧で充電したり、フル充電状態にも関わらず長時間に渡って充電し続けた場合です。

そこでそういった事態を避けるためにリチウムイオンポリマー電池には、充電電圧や時間を制御するコンピュータが内蔵されています。どれくらいバッテリを充電したのか・使ったのかといった情報も把握します。これによってバッテリの過充電・過放電を防ぎます。

制御コンピュータの計算誤差で容量が減る場合も

この制御コンピュータの計算には誤差が生じることがあります。使い始めの時期や長期間に渡って使っている場合です。これによってバッテリの充電時間が短くなります。

つまり、1,000mAh の容量を持つバッテリでも 990mAh しかないと制御コンピュータが誤認識し、充電時間を 990mAh 分しか確保しないようになってしまうのです。

これが「リチウムイオンポリマー電池にもメモリー効果があるのではないか」と言われる原因の1つです。

再調整で誤差を修正する

この制御コンピュータの計算の誤差を修正するためには、これに本来のバッテリ容量を覚え直させる必要があります。そこで再調整を行います。

MacBook の場合、Apple が推奨している再調整の方法は100%まで充電してから2時間は放置。それから充電を止めてバッテリの残量不足のためにスリープするまで使い続け、スリープしたら5時間以上は放置しておくというものです。

これによって制御コンピュータはバッテリが100%充電された時の状態とほぼ0%まで使い切った状態を記憶します。

したがって充電時間の制御が本来の状態に戻り、バッテリも本来の性能通りに機能するようになる可能性があるのです。また、状態によってはそうはならない場合もあります。

※ここで MacBook の例を取り上げたのは iPhone と同じリチウムイオンポリマー電池を搭載しており、再調整に関する iPhone のサポートページが見当たらなかった為です。

MacBook の場合、再調整は数ヶ月に1回で十分

この再調整は数ヶ月に1回で十分であると、アップルのサポートページに記載されています。1ヶ月に1回行う必要があるのは、AC アダプタに繋ぎっぱなしでほとんどバッテリを使わなかったり、MacBook 自体を長期間使わない場合です。

通常の場合、再調整が数ヶ月に1回で良いのは、あまり短い間隔で再調整を行ってもバッテリの充電可能回数を消費するだけで、効果が少ないからだと考えられます。

おそらく iPhone/iPad/iPod touch についても同様のことが言えます。

「iPhoneのバッテリーについて」で書かれていること

「1ヶ月に1回、バッテリを再調整するべし」の根拠となっている、アップルのウェブサイトにはこのようなことが書かれています。

しかし、ここでアップルが言いたいのは「長期間使用しない場合には毎月1度はバッテリを再調整してください」だと思われます。

というのも、自社製品のバッテリ全般について記述しているアップルのウェブページにはこのようなことが書かれているからです。

また、先述のように日常的にバッテリを使っている MacBook の場合には数ヶ月に1度で十分なバッテリの再調整が、同じように使っている iPhone では毎月1回は必要だというのは考えにくいです。

したがって、少なくとも日常的に利用している iPhone/iPad/iPod touch では1ヶ月に1回、バッテリの再調整を行う必要はないと考えられます。

たとえバッテリの再調整を行うとしても、その効果は限定的であり、またその間隔も日常的に使っている iPhone であれば数ヶ月に1回で十分であると言えます。

まとめ

以上のことからバッテリの再調整も重要ですが、その寿命を最大化する為に何より重要な事は、iPhone のバッテリの特徴を理解して以下の3原則を守ることだと考えられます。

   充電・放電しっぱなしにしない

   高温になる場所に置かない・持ち込まない(22℃ 前後が最適)

   落とさない・強い衝撃を加えない

特に iPhone/iPad/iPod touch を充電する際には注意が必要です。

制御コンピュータで充電時間を制御しているとはいえ、フル充電状態にも関わらず長時間に渡って iPhone を充電し続けることはバッテリを劣化させる要因になります。

また、充電する際に本体が熱を持つ可能性があります。ですから、熱がこもらない場所に置いて充電しましょう。

加えて、バッテリを大量に消費するアプリを使うと本体が熱を持つことがあります。その場合、装着しているケースなどを取り外して熱がこもらないようにする工夫が必要です。

iPhone(アイフォン)水濡れ・水没対応ガイド

1. iPhoneが水濡れ、水没してしまったら
水濡れ、水没はiPhoneユーザーのみならず全てのスマホユーザーの天敵です。
水濡れ、水没することにより、iPhone本体のコネクタ接続部分が損傷してしまったり、最悪の場合iPhoneが故障して電源が入らなくなってしまうこともあります。
iPhoneを水濡れ、水没させてしまった際、どのように対処していけばよいのでしょうか。
応急処置、修理等の水濡れ、水没したiPhoneへの様々な対処法を見ていきましょう。
※iPhone7でも水濡れ、水没するの?

iPhone7はiPhoneシリーズでは防水耐性を持った初の端末です。一見、iPhone7は水没と無関係のように思えますが、「完全防水」という訳ではないため注意が必要です。
iPhone7は7級の「防水等級」を取得しています。これは「水深1メートルの所に30分置かれていても水が侵入することはない」ということを表しています。
iPhone7は「防水性能」を持たない端末に比べると水に強いですが、条件下によっては水没してしまうことがあるため、防水機能をあまり過信しすぎないようにしましょう。
2. iPhoneが水濡れ、水没してしまった場合の応急処置方法
iPhoneが水濡れ、水没してしまった際は、本体が復旧する可能性があるので、修理を依頼する前に応急処置を施していきましょう。
ただし、誤った処置を施すことでiPhoneが動作しなくなってしまう可能性もありますので注意が必要です。
応急処置で復旧しなかった場合、日が経つと復旧の可能性が低くなってしまうので、出来る限り早くApple Storeや修理店非正規修理店に持ち込むようにしましょう。
3. 水濡れ、水没してしまったiPhoneを直すには
現在、iPhoneやスマートフォンでは水濡れ、水没に対して明確な修理方法というものがありません。
そのためApple Storeや正規サービスプロバイダでは水濡れ・水没したiPhoneは「修理」ではなく、「本体交換」という形で対応されます。
Apple Storeや正規サービスプロバイダでは、水漏れ・水没に対して厳しい対応をしており、修理を依頼する場合、Apple care+に加入し、2年間の保証を受けている間であったとしても「保証対象外」という扱いになります。
iPhoneが水漏れ・水没してしまうと、iPhone本体に内蔵されている液体浸入インジケータが反応し、赤い色に染まります。
そのため、水濡れ・水没したことを隠して修理に出す、というようなことは不可能です。
インジケータはどの世代のiPhoneも外側から簡単に確認することが出来るので、Apple Storeや正規サービスプロバイダに依頼する前に一度確認してみることをお勧めします。
各iPhoneのインジケータの位置

iPhoneが水濡れ、水没してしまったら
水漏れ・水没時は1年間の購入時のメーカー保証やApple Care+の「保証対象外」となるため、iPhoneの本体交換費用は30,000円~40,000円となっており、本体を買い替えるよりは安価です。
Apple Storeや正規サービスプロバイダに持ち込むことで在庫があれば即日交換となります。
ですが、Apple Storeは全国に8店舗、正規サービスプロバイダも100店舗ほどしかありません。
そのため、店舗にてサービスを受ける場合、丸1日以上かかってしまう場合もありますので注意しましょう。
水濡れ・水没したことによりiPhoneが完全に動作しなくなってしまった場合はApple Storeや正規サービスプロバイダにて「本体交換」を行うようにしましょう。
前述した通り水濡れ、水没に対する明確な修理方法はありませんが、非正規店では水濡れ、水没iPhoneの修理を行うことが出来ます。
水濡れ・水没したiPhoneは修理店に依頼した場合、「水没クリーニング」が行われます。
その効果はまちまちで確実にiPhoneが直るという訳ではありません。
非正規修理店にてiPhoneが直らなかった場合、残された道はApple Storeや正規サービスプロバイダにて「本体交換」することしかないでしょう。

非正規修理店の料金はiPhoneの機種によって異なりますが、最新機種で20,000円程となっています。
Appleにて交換対応を行うよりも安く修理をすることが出来ますが前述した通り確実性はありません。

非正規修理店での修理にかかる所要時間は持込修理で約3時間となっており、上手くいけば当日中にiPhoneが復旧する可能性があります。
また、こういった修理店は全国に約1500店舗ほど存在しているため、Apple Storeと比べて店舗数が非常に多く、サービスを受けるまでに時間がかかるということがありません。
確かに修理店に依頼することで「安く」、「早く」iPhoneを修理できる可能性がありますが、必ずしもiPhoneが復旧する訳ではないということも頭に入れておきましょう。
4. まとめ
Phoneが水濡れ・水没した場合、「迅速」かつ「的確」な対応をすることで復旧の可能性が格段に上がります。
まずは応急処置を施し、水濡れ、水没したiPhoneが完全に動かなくなってしまった場合はApple Storeや正規サービスプロバイダにて「本体交換」を行うようにしましょう。
また、非正規修理店による修理にて水濡れ、水没したiPhoneが直る可能性があります。しかし、その効果は確実ではないため、非正規修理店をあまり過信しすぎないようにしましょう。

スマホの「データバックアップ」超入門。データの保存方法とは?

今日も楽しい思い出を記録するために、日本全国でスマートフォンが大活躍している。最近ではデジカメ並みのカメラ機能が搭載されているスマホが多く、写真も動画も思いのままに撮影できてしまう。イベントが終われば、家に帰ってショートムービーをつくったり、プリントアウトして配ったりと、やりたいことは大体できてしまう時代になった。素晴らしい時代になったものだ。

そんなあなたを突然襲う、データがいっぱいで大事なときに写真が撮れない! とか、大事なデータが喪失した! なんていう悲劇。「私だけは大丈夫」と思い込んでいるそこのあなたも油断は禁物。スマホを落としたり、水没させてしまったとき、最悪の場合、スマホに入っているデータもなくなってしまうことはあるのだ。
余談だが、世の中には消えてしまったデータを復元するサービスが存在するが、100%復元できる可能性は低い。かくいう筆者は以前ハードディスクのデータを消失してしまった経験がある。専門業者に依頼したが復元率は70%ほど。しかも費用はウン十万円もかかった。

そんな事態を避けるためにも大切な思い出の写真や動画は、小まめなバックアップをぜひ行っていただきたい。備えあれば憂いなし。今回はスマホの写真や動画ファイルをバックアップする方法をご紹介していこう。

バックアップのやり方はさまざま。自分にピッタリの方法を検討しよう!
データをバックアップする方法は大きく分けて2つある。ひとつはパソコンを介してバックアップする方法。もうひとつは、スマホだけでバックアップを行う方法。データをいつでも手元に置いておきたい人なら、パソコンにスマホのデータをコピーして、外付けのハードディスクなどに保存しておくのが手っ取り早いかもしれない。パソコンをほとんど使わない人なら、スマホ上で簡単に操作するだけでクラウドにデータを保存できた方が手軽で簡単だろう。

スマホからクラウドにバックアップするなら
スマートフォンの写真/動画データを簡単にバックアップするには、アプリをインストールしてクラウドストレージを利用するのがオススメだ。AndroidならOS開発元のGoogleが提供している「Googleフォト」、iPhoneならAppleが提供している「iCloud」がそれぞれ相性バツグンだ。そして、auユーザーのあなたには、リーズナブルなauの「データお預かり」アプリが強い味方になる。

注意したいのは、データをバックアップする際に利用する回線だ。Wi-Fiに接続してのバックアップなら通信料はかからないが(有料Wi-Fiスポットを利用している場合は利用料が発生する)、4G回線でバックアップすると通信料がかかってしまう。写真/動画データは1ファイルが数百MBになることもある。通信方法の選択には十分に注意しておこう。

Androidなら「Googleフォト」
Googleアカウントをもっていれば基本的に無料で利用できる。

1)[フォト]>左上のメニューアイコンから[設定]>[バックアップと同期]
2)画面上部[バックアップと同期]をオンにする
ただし、1,600万画素以上の画像は自動的に圧縮される。高解像度データを保存したい場合は、Googleドライブの容量をアップグレードする必要がある(100GBで月250円〜)。

iPhoneなら「iCloud」
iPhoneユーザーなら利用開始までの手順はきわめてシンプル。

1)[設定]>[ユーザー名]>[iCloud]>[写真]
2)「マイフォトストリーム」をオンにする
これで、撮影した写真/動画がWi-Fi接続時に自動的にクラウドに保存されるようになる。ちなみに「iCloudフォトライブラリ」をオンにするとiPhone内のライブラリにある写真/動画すべてを、ほかのデバイスからも閲覧できるようになる。iCloudは5GBまで無料で利用できる。容量アップグレードは50GBで月130円〜。

auユーザーなら「データお預かり」アプリ
このアプリはauのAndroidにはプリインストールされている。iPhoneの場合はApp Storeからダウンロードして利用でき、スマートフォンの中のアドレス、写真、動画、カレンダーの情報をauサーバーが預かってくれる。操作方法はびっくりするほど簡単だ。

1)[データお預かり]>[預ける]
2)預けたいデータを選択し、>[預ける]
画面の指示に従っていけば簡単にバックアップが取れる。しかも、auスマートパス会員なら50GBまで無料(50GB以上は10GBごとに100円)とお手軽だ。

上記に紹介したサービスは写真/動画データだけでなく、アドレス帳やメールなど、さまざまなデータも一緒にバックアップできる。しかも、クラウドサービスだから、あなたがもし端末を紛失したり壊れたりしても、新しい端末でID/PWさえ入力すれば、すぐにデータを復旧できる。

パソコンにスマホを接続してバックアップするなら
自分のパソコンとスマホをUSBで接続しデータをコピーする。データの保存先はパソコン内のほか、パソコンにつないでいる外付けハードディスクなどにしてもよいだろうし、パソコンからクラウドにアップロードしてもよいだろう。

ただ、接続したのはよいけれど、スマホのどこに写真/動画ファイルが保存されているのかは、ちょっとわかりにくいかもしれない。パソコンとスマホの種類別に、スマホ側のデータへのアクセス方法を解説していこう。

auの下取りプログラムを徹底解説!最新スマホへお得に買い替え

新しいスマートフォンへの買い換えを、お得にできるものとして「下取り」という方法があります。今まで自分が使っていたスマートフォンを下取りに出して新しいスマートフォンの価格を割引にできる方法です。

今回は下取りの中でも、お買い得度が高く人気のauの「下取りプログラム」について解説していきます。
auの「下取りプログラム」って、どんなもの?
スマートフォンの買い換えの際の「下取り」といっても、様々な方法があります。
例えば、あらかじめ使っていたスマートフォンを中古買い取り店へ売り、それで得た下取り代金を次の機種の購入に充当するのも「下取り」です。

auが実施する「下取りプログラム」は、一般的な下取りとは何が違うのでしょうか?大きな違いとして、下取り額が一定額を保証されています。

例えば、iPhone 6を下取りに出した際、多少の落下痕や使用感があっても「27,000円」で下取りを行ってくれます。
もし、これが通常の中古買い取り店であれば「小傷で-500円」「落下痕で下取り額から20%減」など、下取りに出すスマートフォンの状態に応じ下取り金額が減額されていきますが、auの下取りプログラムではそれがありません。

また、auの下取りプログラムは機種変更を対象とした「下取りプログラム」と、他社からののりかえを対象とした「下取りプログラム(乗りかえ)」の2種類があります。

機種変更を対象とした「下取りプログラム」
機種変更を対象とした「下取りプログラム」ですが、こちらは下取りに出した場合、下取り端末代金が「au WALLETポイント」として還元されます。

Au WALLET ポイントは機種購入時の割引に使える他、au WALLET カードへチャージして買い物に使うこともできれば、auショップやau online shopで付属品やケース、フィルムといったアクセサリや周辺機器代の購入に利用したり、auかんたん決済が使えるオンラインサイトでの支払いに利用するといったことが可能です。

また、今使っている機種を下取りに出すタイミングは後日でもOK。データ移行を済ませてから、auショップへの持ち込みや郵送での下取りが可能になっている点も見逃せないポイントです。

他社から乗り換え(MNP)を対象とした「下取りプログラム(乗り換え)」
NTTドコモやSoftBank、格安SIM各社からauに乗り換えを行う際、それまで利用していた携帯電話・スマートフォンを下取りしてくれるキャンペーンが「下取りプログラム(乗り換え)」です。
機種変更の「下取りプログラム」と名称をわざわざ分けている通り、下取りした後の仕組みが変わってきます。下記の2択から選ぶことが可能になっています。
1.下取りした携帯電話・スマートフォンの機種代金を、新しい機種の購入代金に充当しその場で値引きをする
2. 下取りした携帯電話・スマートフォンの機種代金を、24ヶ月間の月額料金の割引に充当する
また「下取りプログラム(乗りかえ)」は機種変更とは違い、後日の下取りができません。
その場で下取りに出すことが条件になっているため、あらかじめデータのバックアップなどを取ってから乗り換えの手続きを行うようにしましょう。

なお、例外としてau online shopで購入した場合、乗り換えの場合の下取りも郵送となり、下取り代金の還元方法は機種変更同様のau WALLLET ポイントでの還元となる点には注意が必要です。
自分のスマホはいくらになる?下取り額をチェック
いざ下取りに出そう!と思ったとき、実際に自分の使っている携帯電話・スマートフォンがいくらで下取りしてもらえるかは最も気になる部分です。

そこでチェックしたいのが、au公式サイトの下取りプログラムの各ページ。下取り額は定期的に変更されているため、実際に新しい機種を購入する前に一度確認するのがオススメです。
ここで注意したいのが、機種変更の場合と乗り換えの場合の下取り額の違いです。
発売から二年が経過し、そろそろ買い換えタイミングという人も多いであろう「iPhone 6」を一例にあげると、
上記の通り、約3,000円ほど違ってきます。また、auのXperia Z3とNTTドコモのXperia Z3の場合は、
iPhone、Androidの違いはもちろん、同じシリーズでも発売時期がわずかに違うだけでも下取り金額は変わります。そして、上記のように機種変更と乗り換えで、同じ世代の機種であっても大幅に金額の違うものもあるため、下取り価格はあらかじめ間違えぬようチェックをしておきましょう。

「モバイルバッテリー」は、これから不足する

iPhoneが登場して10年が経ち、スマートフォンは携帯電話に取って代わった。コミュニケーション以外のさまざまなこと、たとえば写真やビデオの撮影、タクシー配車、健康管理などをスマートフォンで行うのが当たり前になっている。その結果として、スマートフォンが手元で稼働し続けていなければならず、われわれが気遣わなければならないことも増えた。

通信量の上限が決められているのであれば、毎月月末まで、その通信量を使い切らないように管理する必要がある。そしてバッテリーは、少なくともわれわれが起きて活動している時間帯は、残量を管理し、端末が使える状態にしておかなければならない。
デバイスの性能や価値を左右する

2016年のニュースを振り返ると、バッテリーはしばしば、その中心にあった。

サムスン電子「GALAXY Note 7」はバッテリーから発火する事故が相次ぎ、端末は販売停止となった。また、アップルの新型MacBook Proは、バッテリー持続時間を理由に、消費者団体が発行する『Consumer Report』誌で発売当初、推奨を受けることができなかった。

われわれは、スマートフォンやノートパソコン、デジタルカメラや電気自動車に至るまで、バッテリーに囲まれて生活している。そのため、バッテリーはデバイスの性能や価値を判断する重要な材料となっている。

他方、バッテリーを充電したり、外部バッテリーを持ち出して出先で充電する需要は高まる一方だ。そうしたビジネスの中心にいる企業であるアンカーで日本代表を務める井戸義経氏に、2016年、そして2017年以降のモバイルバッテリーを中心としたビジネスについて、話を聞いた。
外資系の大手証券会社のキャリアから、自分の手でもの作りに携わりたいと、30歳を期に転身したアンカージャパンの井戸氏。アンカーは、2016年には家電ブランド「eufy」(ユーフィー)を立ち上げるなど、スマートフォンの周辺機器からブランドを飛躍させている。中でも日本は、成長率が非常に高い重要な市場だ。

「これまで、コネクテッド(インターネット接続可能な機器)ではないものを作り続けてきたメーカーです。今後の成長分野であるコネクテッド分野への参入を、昨年、果たしました。掃除機やアロマデフューザーなどをラインナップしながら、価格競争力と、便利さ、たとえばAmazon Echo(エコー)の人工知能Alexa(アレクサ)と連携するなどのスマートさを、身近に広めていきたい」

アンカーは2009年、グーグルの検索エンジニアのスティーブン・ヤン氏(現アンカーCEO)らが立ち上げたスマホ周辺機器のメーカーで、本社はシリコンバレーのサンタクララやシアトルに拠点を有する。しかし開発の本拠地は中国の深センだ。

最近、組織構造の変革を行ったと語る井戸氏。250人の製品開発者は、製品カテゴリーごとに配置され、企画、研究開発、マーケティングの担当が属しているという。

たとえば今回のように、新たに家電ラインを立ち上げる場合、メンバーを社内外から集め、素早く組織化する。社内で新しいユニット(班)への異動を募ったり、グローバルの著名ブランドからデザイナーやプロダクトマネジャーを引き抜くこともある。

もしその製品ラインがうまくいかなくなったら、解散してほかのユニットが人材を吸収する。こうしたフレキシビリティ(柔軟さ)が、企業の新陳代謝と働く楽しさを作り出しているそうだ。

「ただし、組織についても試行錯誤を繰り返しています。チームを重視する体制に移行する以前は、マトリクス的に、製品を横断して担当の仕事をする、という体制を敷いていました。創業当初はグーグルの組織体制を参考にしてきましたが、中国のグローバル企業研究をしながら、その土地に合わせた変革を繰り返しているのです」
2016年はポケモンGO需要が爆発
日本では4期目となるアンカー。基本的に販社という位置づけだが、日本発のプロジェクトもいくつか進行中だという。2016年、世界成長は150%だったが、日本は200%と、グローバルの中でも飛び抜けて高い成長率を示している。

「2016年は、なんといってもポケモンGOの影響が大きかったです。アプリがアナウンスされたタイミングで、すでに販売がケタ違いになり、リリースされた日の午後には、バッテリーの売り上げが5倍になりました。あらゆる在庫がゼロになり、大変なおしかりを受けました」

グローバルの中でも、日本が最も鋭くポケモンGOに反応したという。ゲームを楽しみたい。しかしスマートフォンのバッテリーが生命線であるという現実もある。「ポケモンGOを楽しむならバッテリーが必要という理解が、最も進んでいたのではないか」と語る。
「今後、ポケモンGOに限らず、位置情報ゲームや高度なグラフィックス、あるいは拡張現実、仮想現実といったゲームが定着すれば、モバイルバッテリーのニーズはさらに高まっていくと予測しています。その反応が最初に表れるのは、今後も日本市場だとみています」(井戸氏)

アンカーは、深センに本拠地を置いていることからもわかるとおり、自社工場を持たない企業だ。それゆえに見えてくる市場環境の変化もあるという。

「世界の工場と言われる深センであっても、あらゆるリソースには限りがあります。たとえば、工場の働き手の増減や、春節以降の戻りのタイミングといった労働力の問題には、敏感に反応しなければなりません。

加えて、同業や別の産業との労働力やパーツの取り合いが展開されていることも、われわれのビジネスに大きく影響があり、また、そこにかかわっているからこそ予測できる近未来があります」

【iPhone】充電できない9つの原因と解決方法

今回はiPhoneの充電が突然できない状況になった時の対処方法について解説します。iPhoneが充電できなくなると、本体の故障や修理の必要性を考えてしまいますが、Lightningケーブルが断線した可能性など、本体以外の場所に原因がある場合が多々あります。
当記事を2015年5月に公開した頃から、多くの読者の方に「解決できた」とコメントやメールで多く頂いており、これまでに解決した事例が多い順に、原因と対処方法を詳しく解説していきます。
iPhoneが充電出来ない問題は再起動で改善することが多い
iPhoneにLightningケーブル(充電器)を接続しても、突然充電されなくなってしまった時は、iPhoneのソフトウェアに問題が生じていることが多く、ほとんどの場合はiPhoneを再起動する事で改善することが多いです。当記事を見てくださった方々からも、再起動で直ったとのご報告が目立ちます。
iPhoneを再起動するには、iPhone側面の電源/スリープボタンを長押しして、スライドで電源オフを横にスライドし電源をオフにし、画面が完全に消灯したら再び電源/スリープボタンを長押しして電源をオンにしてください。
※ スリープボタンとホームボタン(iPhone7以降はスリープボタンとボリューム小ボタン)を同時押しで再起動する「ソフトリセット」ではありません。
画面が暗転している場合は完全放電が原因である可能性
iPhoneにLightningケーブル(充電器)を接続しても、画面が一切点灯(暗転/ブラックアウト)しない場合は、iPhoneが完全放電(バッテリー残量が0%)している可能性が考えられます。
完全放電してしまっている場合は、iPhoneを電源に接続して10分程度待ち、iPhoneが復旧しないか確認してください。
OA(電源)タップを使用している場合は使用を中止する
iPhoneをOAタップ(タコ足)にACアダプタを接続して充電をしている場合は、一度OAタップの使用を中止して、異なるOAタップ、或いは壁面のコンセントに直接接続して、充電がされないか確認してください。
もし異なる電源から充電ができた場合は、OAタップの故障が考えられるので、OAタップの買い替えをする必要があります。なお買い換える際には、100円ショップで購入できるような安価なOAタップは、物によっては電圧が不安定なものもあるので、可能な限り避けるようにした方が良いです。
ACアダプタを挿すコンセントの差込口を変更する
壁面コンセントにiPhoneのACアダプタを直接接続している場合は、別の壁面にあるコンセントに接続することで、充電されないか確認してみてください。
もし別の壁面コンセントで充電できる場合は、壁面コンセント側に問題がある可能性があるので、賃貸であれば管理会社、持ち家であれば設備屋に点検をお願いすると良いかと思います。
Lightningケーブルが断線していないか確認する
PhoneのLightningケーブル(充電器)は、ケーブルの被膜や根本が非常に脆く、一般的に考えられる範囲で使っていたとしても、断線するケースは珍しくありません。もしケーブルの根本が折れ曲がっていたり、被膜に破れがあるようであれば、別のLightningケーブルで充電出来ないかお試しください。
また商品パッケージに「MFi認証」のロゴ(Made for iPhone)が記載されていない、安価なLightningケーブルを使用している場合は、iOSのアップデートによって動作しないなる場合もあるので、買い換える際には純正あるいはMFi認証のロゴがあるLightningケーブルを購入するようにしてください。
ACアダプタの故障・錆などを確認する
iPhoneのACアダプタ自体が故障するのは稀ですが、保管状況によってはプラグ部分が錆びてしまったり、内部が劣化してしまい充電できなくなる場合も考えられます。またMFi認証がされていない、非正規のACアダプタを使用している場合は、iOSアップデートにより使用出来なくなっている可能性も考えられます。
もし「ACアダプタに腐食がみられる」「非純正の格安ACアダプタを使用している」といった場合であれば、純正のACアダプタで充電が出来ないか試してみてください。
PCで接続しているUSBポートを変更する・使用を中断する
パソコンのUSBポートにLightningケーブルを接続し、iPhoneの充電をしている場合は、異なるUSBポートに接続して充電されないか試してみてください。
iPhoneを充電するには一定の電力量が必要なので、パソコンのUSBポートに十分な電力が流れていない場合や、バスパワータイプ(電源を必要としない)USBハブをお使いの場合は、セルフパワー(電源を必要とする)USBハブに買い換える必要があります。
iPhoneの初期化・復元を試してみる
これまでに解説した手順を試しても状況が改善しない場合は、iOSに不具合が生じている可能性も考えられるので、iPhoneをバックアップした後に初期化・復元を行ってください。
Phoneの故障の可能性が考えられる場合はAppleサポートに連絡する

これまでに解説した対処方法を試しても改善せず、尚且つiPhoneの初期化と復元を行っても状況が改善しない場合は、iPhone自体が故障している可能性(Lightning端子の故障やバッテリーの故障)も考えられるため、Appleサポートに「充電できない旨」を伝えてください。
恐らく電話口で初期化や復元、Lightningケーブル云々の故障が無いか確認するよう案内されるかと思いますが、これまでに行った対処方法を伝えることで、不必要な案内を避けることができ、スムーズに修理交換や診断テスト等の案内を受けることができるかと思います。
Lightningケーブルは純正よりも高耐久のサードパーティ製がおすすめ

もしLightningケーブルの断線などによって、iPhoneの充電ができなくなったのであれば、純正のLightningケーブルは避けて、MFi認証(Apple公認)を受けているサードパーティ製の高耐久Lightningケーブルに買い換えることをお勧めします。
高耐久Lightningケーブルは様々なメーカーから発売されていますが、6,000回以上の折り曲げ試験を耐え、18ヶ月保証が付帯しているAnker社の製品がおすすめです。私も好んで使っており、デスク用とベッド(枕元)用で2本常備しています。