リチウムイオン電池の寿命を長持ちさせるのは、使い切って満充電?

携帯電話やノートパソコンでよく使われているリチウムイオン電池(リチウムイオン二次電池、リチウムイオンバッテリー)。あんまり気にしすぎる必要はないと思いますが、どうやって使うと一番長持ちするのでしょう?

ちょっと気になって検索してみたのですが、最初に見たところではいきなり真っ向から意見が衝突していました。

リチウムイオン充電池は使い切ってから充電するほうが長持ち?

私が今使っているリチウム充電池はPSPのとPHSのとデジカメのです。前に何かで見たのですが、充電池を長持ちさせる上手な使い方でリチウムならこう、鉛ならこうとかコツが書いてあったんです。確か、鉛蓄電池は使い切ってから充電するのがいいとかあって、リチウムはどうだったか忘れました。それにしても充電池って充電できる回数が決まっていて、それだったらやっぱり、使い切ってから充電がいいのでしょうか。充電池のうまい使い方のコツを教えてください!

一つ目の回答はこうでした。

リチウムイオン電池はメモリ効果(浅い放電と充電と繰り返すと使える時間短くなる)ないといわれていたが、やはり充電>放電>充電、、がいいようです。

最近はメーカーページでもそういう表現あります。

しかし机に置くノートパソコンではなかなかそういう使い方出来ず、使うときはAC電源さしっぱなしです。これで作業中の文書失うのを避ける(停電やAC抜けるとき)。

電池は消耗品だが充電>放電が寿命にいいとわかっていても心理的にやりにくい。気分的長持ち法だが、週に1度、2週に1度くらい電源入れたままACプラグをコンセントで抜く。

放置して出かけたり寝たりすればいくらか電池にいい(かもしれない)。

まあね、ノートパソコンで使い切り充電は難しいでしょうね。

二つ目の回答も同様。

昔、趣味で充電器を設計・製作していました。

・それで、ちょっとしたアドバイスをします。

・『リチウム・イオン充電池』に限らず充電池はみんな使い切ってからの

充電が一番の理想です。

・回答者 No.1 さんと同じで、私も昔、『リチウム・イオン充電池』は

メモリ効果がニッカド充電池、ニッカド水素蓄電池よりも少ないと聞いた

事があります。1990年、前後に。

ところが、この次が真逆なのです。

リチウムイオン充電池の寿命を縮めるのは、使い切らずに充電するいわゆる「継ぎ足し充電」ではなく、過充電と過放電、満充電状態での放置です。

(中略)

従って、リチウムイオン充電池をニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等と同様に扱う事が必ずしも良いとは限りません。

ここで出てきた問題児は3つです。

1.過充電

2.過放電

3.満充電

しかし、このうち「1.過充電」は無視できるようです。

過充電というのは言葉の通り充電し過ぎてしまう事で、電池の中では金属が出来て(析出)しまったりと問題が生じます。ですが、これは電池パックの回路で制御されているので、そうそう起こりません。

残りの問題です。

過放電というのは、多くの場合は電池が空の状態で放置する事で起きます。これもまたニッケル水素等では起きない事で、中ではいろいろと変性して劣化してしまいます。(惑星探査機のはやぶさでも問題になっています)

満充電での放置は、充電器に繋ぎっぱなしであるとか充電し終えた電池をしまって置く等です。満充電状態での時間が長いほど劣化が早まります。長期保管ではおよそ3、4割程度の充電が良いでしょう(高温での保管は避けたほうが良い)。

「リチウムイオンバッテリ(バッテリパック)の寿命を延ばすには」というタイトルですけど、「上記該当機種のノートパソコンに搭載されたリチウムイオンバッテリー(以下バッテリーパック)」という但し書きがあります。

ひょっとしたら他と違う点があるかもしれませんが、「気をつけて使用するとバッテリーの機能低下を遅くすることができ」るというのは下記の注意事項です。

# パソコンとACアダプターをコンセントに接続したままの状態で、パソコンを長時間使用しないときは、ACアダプターをコンセントからはずしてください。

# 1ヶ月以上の長期間バッテリーを使わない場合は、パソコン本体からバッテリーをはずして、風通しの良い涼しい場所に保管してください。

<バッrテリーパック保管時の注意点>

※充電状態のバッテリーパックを放置しておくとバッテリーが機能低下し、もう一度充電したときの容量が減少してしまいます。この機能低下は、保存温度が高いほど早く進みます。

※バッテリーパックを単体で保管するときは、バッテリーパックの電極(金属部分)がショートしないように、金属製ネックレス、ヘアピンなどの金属類と混在しないようにしてください。

※落下したり衝撃がかかったりしないよう安定した場所に保管してください。

# おもにACアダプターを接続してパソコンを使用し、バッテリーパックの電力をほとんど使用しないなど、100%の残量近辺で充放電をくり返すとバッテリー機能低下を早める場合があります。

# 1ヶ月に1度は、ACアダプターをはずしてバッテリー駆動でパソコンを使用してください。

# バッテリーパックを長期間充電しないままにしておくと、再充電に非常に長い時間がかかる場合があります。

# バッテリーパックのパフォーマンスは、温度の低い環境下では一時的に悪くなる場合があります。

# 集中計算や高性能のグラフィック・アプリケーションの実行中など、パソコンが、バッテリーパックから電力を大量に消費するとき、バッテリーパックとパソコンの温度が上昇する場合があります。

もう一社、Lenoveも見てみます。

新しいバッテリーや数ヶ月間使用していないバッテリーを使うときは

ThinkPad やバッテリーを新しく購入したとき、バッテリーの在庫保管期間により、容量が 0% または 0% 近くになっていることがあります。また、数ヶ月間バッテリーを使用しなかった場合も、自然放電が行なわれるためにバッテリー残量が少なくなっていることがあります。

どちらもバッテリーの品質によるものではありませんが、バッテリーを活性化させる必要がありますので、バッテリーのリフレッシュ(内部ゲージのリセット)を最低1回行なってください。バッテリーの内部ゲージのリセットはご使用中にも定期的に実施されることをお勧めします。

※ThinkPadのLi-Ionバッテリーをリフレッシュする方法は、”バッテリー内部ゲージのリセット” です。以下の手順に従って実行してください。

<バッテリーのリフレッシュ(内部ゲージのリセット)の方法>

  1. タスクバーの [バッテリー省電力メーター] アイコンをクリックして、 [省電力マネージャーを起動する] をクリックします。

※タスクバーに [バッテリー省電力メーター] アイコンが表示されていない場合は、以下のサイトをご参照ください。

タスクバーのバrッテリーインジケータが表示されない場合の対処方法

– ThinkPad

  1. [省電力マネージャー] ウィンドウが表示されます。
  2. [バッテリー情報]タブを選択し、[バッテリーのメンテナンス(M)]ボタンをクリックします。
  3. バッテリー内部ゲージのリセットの項目で、[リセットの実行(R)]ボタンをクリックします。(バッテリーを複数搭載している場合は、上段でリフレッシュするバッテリーを選択してから[リセットの実行(R)]をクリックしてください。)

バッテリーのリフレッシュ(完全放電→完全充電)が開始されます。

  1. 内部ゲージのリセットは中断することができます。終了まで待てない状況が発生した場合は、[リセットの停止(R)]ボタンをクリックしてください。

バッテリーの寿命(劣化)とは? バッテリーの使用時間が短くなったり充電できなくなったときは?

ノートパソコンが動作するための電源は AC アダプターとバッテリーから供給されます。平均的な使用状況において、ノートブック 用のバッテリーは、一年後には約 70% の充電容量比率に劣化します。

※充電容量比率(%)=バッテリーが受けつける最大充電容量/新しいバッテリーの最大充電容量×100

なお、消耗・劣化の状態はご使用状態・環境に依存し、より早く消耗してしまう場合もあります。通常、十分な放電と充電を繰り返すことによって徐々に劣化していきますが、常にACアダプターに接続されて、ほぼ常時100%の満充電状態に保持されることによっても、劣化が加速される場合があります。

満充電から突然0%近くの枯渇状態になる等の状態になるような劣化の仕方をする場合もあります。

バッテリー容量の低下が感じられる場合に、バッテリーのリフレッシュ(内部ゲージのリセット)によって改善・回復できる場合があります。しかしながらリフレッシュを行っても改善されない場合は消耗・劣化が進行してしまっています。(リフレッシュ=バッテリー内部ゲージのリセットは、劣化が起きないうちに定期的に実施いただく方が効果があります。)

バッテリーを長持ちさせるメンテナンス方法とは

バッテリーの状態は気温や未使用状態での保管期間、装着条件、および使用サイクル回数などの使用環境によって変化します。

バッテリーは適切な温度条件下での十分な放電と充電を繰り返すことでも徐々に劣化していきますし、ACアダプターでのご利用が中心の場合に、ほぼ常時100%の満充電状態に保持されることによっても、劣化が加速される場合があります。

バッテリーは電気化学変化によってエネルギーを出し入れするものですので、100%という片側の状態のみに数ヶ月~年といった長期間保持されることで、内部の化学的状態に片寄りが生じて、十分な能力が発揮できない劣化を発生することがあるのです。

<主にACアダプターでの使用が中心で、会議室への移動や会議での1時間程度がバッテリー動作時間の目安の場合>

充放電のサイクル回数を不要に増やさず、またバッテリーが満充電状態に保持されすぎないよう、充電開始%、充電停止%をカスタマイズすることができます。

<バッテリーについての一般的な知識>

バッテリーを最適な状態へと調整し、長持ちさせるための一般的な知識は以下のとおりです

* バッテリーはほぼ100%に近い満充電状態に常時保持されたり、細かい充電と放電が頻繁に行われるのは苦手です。

* 充電開始%、充電停止%を適切に設定し、バッテリーが常時100%に保持されたり、細かい充電と放電が不要に繰り返されないようにすることをお勧めします。

※充電開始容量と充電終了容量を設定する手順は、ここをクリックしてください。

* 数ヶ月に一度、リフレッシュ(バッテリー内部ゲージのリセット)を行われることをお勧めします。

* バッテリーは保管されている間にも自然放電や劣化が発生します。

* バッテリーを長期間使用せず保管するには、充電残量が 20 ~ 30 %前後の状態でバッテリーを取り外し、涼しい場所に保管してください。

また、3~6ヶ月に一回程度は、100%近くまでの充電を行い、その後再度20~30%まで使用してから、再度保管するようにしてください。

* できる限り省電力機能(スタンバイや休止状態など)を使用して、バッテリーの充電回数を少なくしてください。

iphoneのバッテリー寿命を延ばす方法と正しい充電の仕方

「何で自分のiphoneはすぐに電池が切れるんだろう?寿命かな?」と思ったことはありませんか?
 
徐々にうまく充電できなくなり、驚くほど早い時期にバッテリー交換が必要になる場合もあります。
 
iphoneユーザーには、「バッテリー寿命が少しでも延びてくれたら助かるのに。」と思っている人が多いことでしょう。
 
そこで、普段無意識にやってしまいがちなバッテリーの寿命を縮めてしまう行動を検証して、少しでも電池の交換時期を遅らせていきましょう。
 
ここでは、iphoneのバッテリー寿命を延ばす方法や、充電量が減ってしまう原因と対処法などについてご紹介します。
1.iphoneの「バッテリー寿命」を延ばす方法は?
iphoneに使われているバッテリーは、リチウムイオンポリマー電池と言われ、身の回りの様々なものに幅広く用いられています。
 
実はこの電池には充電できる回数に限度があり、その上限こそがバッテリーの寿命なのです。
しかし、この「充電可能回数」は目安があるものの一定ではありません。
 
条件によっては大幅に充電可能回数が減ってしまう場合もあるのです。
 
逆に考えると、充電可能回数を減らす条件さえ取り除くことができれば、iphoneのバッテリー寿命を最大限に延ばせるということになります。
 
2.iphoneの「バッテリー充電量」が減ってしまう原因と対処法
iphoneに使われているリチウムイオンポリーマー電池には、充電の電圧や時間を制御するコンピュータが内蔵されています。
 
充電池に決められた以上の電圧がかかったり、フル充電後に更に長時間充電し続けたりすると熱暴走が起こりますから、それを避けるために制御コンピュータが搭載されているわけです。
 
この制御コンピュータがバッテリーの充電量や使用量の把握し、過充電、過放電を防ぐのですが、使い方によってはそのコンピュータの計算に誤差が生じてしまいます。
 
つまり、制御コンピュータがバッテリーの容量を少なく誤認識すると、それに伴って必要な充電時間も短く制御してしまうため、充電できる量が減るのです。
 
1回に充電できる量が減ればその分何回も繰り返し充電することになり、バッテリーの寿命が短くなってしまうわけです。
 
では、充電量の誤差をなくすにはどうすればいいのでしょうか? 
 
「充電量の誤差」をなくす充電の仕方
iphoneのバッテリーに用いられているリチウムイオンポリマー電池は、ニカド電池やニッケル水素電池とは違いメモリー効果が起こりにくいため、再調整をかけ、本来の容量を覚え直させてやらなければなりません。
 
再調整の方法としては、バッテリーをフル充電した後も2時間程度充電しつづけ、今度はスリープ状態になるまでiphoneを使い続けて、スリープした状態のまま5時間以上放置するという方法です。
こうすることによって、バッテリー内の制御コンピュータが、バッテリーが本来持つ100%の充電量と0%の状態を把握し、記憶し直します。
 
また、完全に充電した後で、バッテリーの充電を使い切るということを毎月1回程度行いましょう。
 
そうすることで、バッテリーの中の電子を動かしてやることもできますから、バッテリー寿命を延ばすことにつながります。
 
3.注意!iphoneの「バッテリー寿命」を縮める環境とは?
iphoneのバッテリーは高温多湿を嫌います。
 
Apple社の記載によると、バッテリーの適温は22℃前後ですから、日本の夏は過酷な環境です。
 
高温の環境下ではバッテリーの中身が劣化し、性能が落ちるだけでなく、寿命も縮めてしまいます。
 
高温になる夏場の車内に放置したり、サウナに持ち込んで使ったりするのはやめてください。
 
また、落としたり投げつけたりといった強い衝撃も厳禁です。
 
バッテリーに強い衝撃が加わると発熱して、熱暴走する恐れがあります。
 
そうなると明らかにバッテリーの寿命が縮まりますから気をつけましょう

まとめ
このようにiphoneのバッテリー寿命を延ばすためには、まずバッテリーの特徴を理解することも必要ですね。
 
充電中にやたらとiphoneが熱くなっていることがありませんか?
 
もしかしたら充電のし過ぎで、こもった熱を調整しているのかもしれませんよね。
 
また、充電のし過ぎで充電量が減ってしまうということもあります。
 
もし、充電量にトラブルを感じたら再調整をかけ、今後は過充電を避けるようにしましょう。
 
バッテリー寿命を延ばすために、過充電、過放電を避け、高温環境と強い衝撃を避けるということがiphoneのバッテリー寿命を延ばすためのポイントです。

バッテリー内蔵機器の正しい使い方と寿命を延ばす4つの方法

年数を重ねた機器は内蔵バッテリーが危機です

●先日、”WALKMAN”を起動してもすぐに電源が切れてしまうのですが直せますか?という相談がありました。充電は前日からずっとやっていたので充電不足ではないと思う・・・ということでした。

●早速ヒヤリングを始めましたが、まず、使い始めてからどのくらい経つのかなど、聞いてみました。

○使い始めてからの年数・・・3年
○充電の頻度・・・毎日
○最近の満充電からの使用可能時間・・・短くなっていた
○満充電までの充電時間・・・長くかかるようになっていた

ということのようです。

●以前のコラムでも言いましたが、充電池に関しては以前から自作の充電回路を基盤へレギュレータやトランジスタ、ICなどを組み込んで作成したり、かなり研究や検証などを行った経験があります。ですから電池の挙動次第で何が起きているのかある程度は分かります。今回のヒヤリングから分かることは「バッテリーの寿命」です。

内蔵リチウムバッテリーには限界がある

●ほとんどの携帯端末や周辺機器にはリチウムイオン二次電池が使われています。二次電池とは充放電可能な電池のこと。対して一次電池とは充電できない放電だけの普通の電池のことです。

●この二次電池にはそれぞれ特性というものがあって、ニッカドにはニッカド特有の、ニッケル水素にはニッケル水素特有、リチウム電池にはリチウム電池特有のそれぞれ性質があります。

●二次電池には一般的に充放電の回数に限界があります。よく、この電池は500回使えるとか1,000回使えるとかパッケージに書いてありますが、これは充電池が持つ特性のひとつです。

●それを考えると3年使ったWALKMANは毎日充電していたということなので、これまでに1,000回以上充放電を繰り返したことになります。メーカーの基準では約500回前後が寿命ということなのでかなり使えたほうだと思いますが、これはもう既に限界です。

●でもなぜ、充電池は無限回数の充電ができないのでしょうか?
※バッテリー内蔵式機器には限界がある
内蔵バッテリーは消耗品、同時に機器の寿命となる場合も

●電池の原理というものは化学反応によります。それぞれ、どんな物質を使うかでその特性も違って来ますが、共通しているのは使用している材料が充放電のたびに劣化していくということ。

●最初は活性化していて元気でも、何度と無く充放電を繰り返しているうちに使用材料や極などの構成部分が劣化していきます。要するに「消耗」します。

●今皆さんが使っている充電式の機器のバッテリーは永久ではなく、すべてに寿命があるということなのです。では、電池の寿命がきたら機器はどうなってしまうのでしょうか? その場合はバッテリーだけ交換することでさらに使用を続けることが可能です。ところが、この交換費が恐ろしく高額だったり交換用バッテリーが部品保有年数やロット終息の関係で既に無い機器もありますから、その場合は事実上交換ができずそのまま機器自体の寿命になってしまうケースも多いのです。

●スマホやタブレット、ノートパソコンもリチウム充電池を使用していますので、例外なくバッテリーの寿命は訪れます。

●寿命までの数年間は問題なく使えますが、どうしても必要なときに突然寿命が訪れたり、要り様が多いときに限って交換となれば出費は痛いものです。スマホの場合はポイントなどが使用できるようですからまだいいかも知れませんが、タブレットや携帯プレーヤなどはその価格から言っても事実上買い替えざるをえないケースがほとんどだと思われます。
※リチウム電池は消耗品として考えておく
必要がある。
内蔵バッテリー寿命を延ばす4つの方法は

●愛着ある機器をできるだけ長く使いたいと誰もが思うのは当然です。バッテリーごときでそれが潰えてしまうのも悔しいですね。

●できるだけバッテリー(ここではリチウムイオン二次電池)を長く使うには以下の4つの運用管理が必要です。

1.少しの使用だけですぐに充電したりすることを1日に何度も繰り返さない。
2.自動車の中など熱い環境に放置しない。
3.満充電のまま長期間放置しない。(保存は40%充電が良いとされています)
4.過放電(残量が0%になるまで使う)を繰り返さない。※残量15~25%で充電が好ましい。

●以上、機器の使い方を守ればバッテリーを寿命いっぱいに使うことができて、買い換えのサイクルも長くできます。

●化学物質を使っている電池は同じく化学物質の集まりである生物にどこか似ています。私に言わせれば電池はまさに「生き物」です。自分のペットとしてかわいがるくらいの気持ちで充電式の機器類と接することで、機器は嫌がることなく動作をしてくれると思います。

スマートフォン 電池節約術まとめ スマホ 節電 バッテリー 長持ち

1、ディスプレイの明るさを抑える
2、Wi-Fi、Bluetooth、同期設定をOFFに
3、不要なアプリは停止する
4、充電しながらの使用や、急速充電はひかえる
5、圏外では機内モードに(または電源OFF)
6、モバイルネットワークを3Gのみに設定する
7、ウィジェットを極力減らす
詳しい説明は、
 1、スマホの画面は大きく、ディスプレイ輝度がかなり電池を食うので明るさを下げておきます。日中の屋外では画面が見えづらくなります。画面が消灯するまでの時間が長いと比例して電池消費も早いです。個人的には1分がちょうどいいです
 2、Wi-Fi、Bluetoothなどの無線LANも電池を食うので使わない時はOFFしておきます。
同期設定はカレンダーやアプリの自動更新のようなもので、ONにしていると自動的に通信するのでOFFにすることで節電できます
 3、ホームボタンを長押しすると起動中アプリ一覧とアプリを全て終了のボタンが出てくるので使わない時は終了しておきます
 4、充電しながら携帯を使用すると電池に負担がかかり寿命を著しく減らします。また急速充電や車で使用出来る充電機なども電池に良くないそうです。
 5、圏外では携帯が電波を探そうとして、余計に電池を消費します。地下鉄などの圏外では飛行機機内モードにするか電源OFFで節電できます。
 6、スマートフォンは国内では3G(もしくは4G、LTE)という回線を使用します。
初期設定では海外で使用する「GSM」と国内3Gの両方を自動で探す設定になっているので3Gのみに設定変更しておきます。
設定→無線とネットワーク→モバイルネットワーク→ネットワークモードで設定できます。
 7、一概には言えませんがウィジェットの中には常に本体CPUなどと通信するものもあるので不要なウィジェットはなるべく減らします。
なお、ショートカットは電池消費にあまり関係ないと思われます。

他にも
一部ゲームアプリ、通話、カメラやフラッシュライトなどの機能は電池消費が激しいので使用は短時間で済ませます。
自動で横画面切り替えOFF、ダイヤル音や文字入力音OFFも多少効果があるそうです。

便利なスマートフォンですがそれに比例して電池消費が激しいです。
電池がなくなっていざという時に使えないと本末転倒なので必要に応じた機能やアプリを使うといいと思います。

スマホ等の電池パック、あなたは膨らんだまま使っていませんか?

スマートフォン(以下、「スマホ」)の普及に伴いスマホ関連の発熱や焼損に関する事故が発生しています。

特に、ネットサーフィン、ゲームアプリ等の利用によりスマホを長時間利用する機会が増えている方も多いと思います。使用前に取扱説明書を確認するなど、取扱いの注意を正しく守って事故を未然に防止することが重要です。

独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下「NITE」)によると、平成22年度~平成26年度の5年間でスマホやスマホ以外の携帯電話機、タブレット型端末やそれらの周辺機の事故が合計239件発生しています。

例えば、スマホを肌に長時間触れたまま使用して低温やけど、スマホに衝撃を与えたことで電池パックが変形し発熱といった事故があがっており、「スマホに内蔵されている電池パック(※1)及びモバイルバッテリー(以下「電池パック等」)」に関する事故が、80件発生しています。

特にスマホ関連の事故では、電池パック等の事故は52件が拡大被害に至っているケースがあり、その内24件が火災を伴っており、火災を伴っていない事故でも、ケースの溶融や周辺の焼損を伴っています。   
【注意事項】

1.膨らんだ電池パックは交換する
スマホを長期間使用していると、電池パックの内部が劣化して、電池パックが膨らむことがあります。

電池パックが膨らんだ場合は、使用を継続せずに交換してください。

そのまま充放電を繰り返すと内部の劣化が進行し、発煙・発火に至るおそれがあります

2.熱くなった本体に長時間触れない
スマホや携帯電話機を長時間使用したり、充電しながら使用していると本体が熱くなることがあります。

熱くなった本体に長時間触れていると低温やけどになるおそれがあるため注意が必要です。特に、就寝時にスマホを使用してそのまま寝てしまい、肌に長時間触れて低温やけどを負ったという事故も発生しているため、就寝時のスマホの使用には十分に気をつけてください。

3.衝撃を加えない
スマホ等に衝撃を与えないでください。

外部からの衝撃で電池パックが変形して、内部の電極がショートし、破裂・発火に至るおそれがあるため注意が必要です。

4.リコール対象製品を使用しない
スマホ関連の事故では、リコール対象製品による事故も多く発生しています。特に電池パック等の事故は、80件中24件がリコール対象製品によるもので、そのうち9件が火災に至っています。

リコール実施後においても10件の事故が発生していますので、お持ちの製品がリコール対象製品でないか、リコール情報(※2)リスト(平成28年4月現在) (PDF形式:72.7KB)PDFリンク 新しいウィンドウで開きますによりご確認ください。

残量90%で充電すべきか スマホ、電池長寿化の知恵

スマートフォン(スマホ)やタブレット、ノートパソコンといった携帯端末はバッテリーで駆動する。外出先でバッテリーの残量がなくなって困ったことや、バッテリー切れにならないかヒヤヒヤした経験を持つ読者も多いだろう。携帯端末はバッテリーが切れてしまったら“ただの箱”に成り下がってしまう。では、バッテリーを長時間持たせるにはどうしたらよいか。へたらない使い方はあるのか。バッテリーにまつわる数々の疑問にお答えする。
 日経パソコン誌は2014年10月に、読者に対してバッテリーに関するアンケート調査を実施し、573の回答を得た。その中で、バッテリーについて困っていることがあるかを尋ねたところ、「困っていることはない」とした人が、ノートパソコン利用者の52%、スマホとタブレット利用者が49%と約半数だった。

 一方、バッテリーに関して困ることとして「同じ使い方をしているのに、駆動時間が短くなってきている」と回答した人が、ノートパソコン利用者の36%、スマホやタブレット利用者の34%と3分の1強に達した。駆動時間の長さは、バッテリー駆動の機器にとって大きな問題といえる。

 まず、バッテリーが抱える課題を整理してみよう。バッテリーの“寿命”には2種類ある。一つは、駆動時間。これはできるだけ長くなることが理想だ。カタログスペックに比べ実稼働時間が短すぎると感じたら、一度長くするための工夫をしてみてほしい。OS(基本ソフト)の設定変更といった比較的簡単な作業で、駆動時間を延ばせる可能性がある。
もう一つは、バッテリーが本来の性能で使える期間である。充電と放電を繰り返すにつれて、バッテリーは仕様でうたっているだけの電力を機器に供給できなくなっていく。この状態を「へたる」などという。バッテリーがへたると、駆動時間も当然短くなる。バッテリーがへたるのをできるだけ先延ばしにする取り組みも重要である。

 スマホでもノートパソコンでも、バッテリーの基本構造は同じだ。リチウムイオンまたはリチウムポリマーと呼ばれる種類の2次電池(充放電して繰り返し使えるタイプ)が採用されている。バッテリー駆動時間を延ばす方法や、できるだけへたらせず長く使う方法も、基本は同じである。ただ、バッテリーの使い方やOS(基本ソフト)の設定手順などは異なる。

■スマホで重要度高い駆動時間

 バッテリー駆動が基本のスマホとタブレットは、電源がない場所で使うケースがパソコンに比べると圧倒的に多い。特に、電話であるスマホは待ち受けが必要である。そのため、簡単に電源をオフにできないという事情もある。バッテリー駆動時間を延ばす取り組みの重要度は高い。

 最近はバッテリーが本体内に固定されており、簡単には交換できないスマホやタブレットの割合が高くなっている。そのため、バッテリーをへたらせずに長期間使う取り組みは、コストと手間の両面で効果を得られる。

 以下では、スマホとタブレットのバッテリーについて、駆動時間を延ばす方法と、長期間性能を発揮できるようにする方法を見ていく。なお、Windowsタブレットは、バッテリーを制御するOSの関係で、Windowsパソコンの取り組みを参考にするとよい。
電力を多く消費する機能はどれか

 スマホやタブレットのバッテリーは、パソコンのものと形状や重さが異なるものの、内部構造は同じ。リチウムイオンを使い、負極と正極、セパレーターを中心に構成されている。セル数はスマホの場合、1つというのが一般的だ。
では、スマホやタブレットで電力を最も消費する機能は何だろうか。シャープと富士通のスマホ事業の担当者は、いずれも液晶ディスプレーのバックライトの輝度を挙げる
そこで、スマホ向けの電力測定ツール「TRYGLE POWER BENCH」のメーカーであるトライグルの協力で、液晶画面の明るさを変えたときの消費電流の違いを測定してもらった。例えば、暗めになっている待ち受け状態からフリック操作を数回行うと液晶の輝度が変わったが、それに伴って消費電流が2倍以上に増えていることが分かった。消費電流が大きくなるほど消費電力も増えるので、液晶の明るさの影響は大きい。
 画面は「動きがある方がバッテリーを消費する。描き換えが多いほど電気を使うからだ」(富士通 モバイルフォン事業本部 ハードウェア開発センター 第一技術部の豊蔵 裕之シニアマネージャー)という。

 その代表例は動画だ。トライグルの冨森 健史代表取締役社長は、「カメラでの動画撮影時に消費電流が目立って大きくなる傾向がある」と話す。こちらも測定してもらったところ、消費電流はかなり大きかった
意図しない通信にも注意

 通信もバッテリー消費につながるが、Wi-Fiと、3G/4Gなどのモバイルネットワークのどちらがバッテリーを消費するかは、一概には言えないようだ。

 「基地局の近くで携帯電話のネットワークに接続するなら、LTEの方がバッテリー消費は少ない。そうでなければWi-Fiの方が消費は少ない」(シャープ 通信システム事業本部 グローバル商品開発センター 回路開発部 商品グループの陣之内 宏基係長)。これに関連して「携帯電話の圏外にいるとバッテリーを多く消費する」という話を聞いたことはないだろうか。これは本当だ。スマホは接続可能な基地局を探し、その処理でバッテリーを消費するからである

「電池切れ」の不安解消 携帯バッテリー選びの新常識

スマートフォン(スマホ)やタブレット、ノートパソコンといった携帯端末はバッテリーで駆動する。外出先でバッテリーの残量がなくなって困ったり、バッテリー切れにならないかヒヤヒヤした経験をしたりしたことがある読者も多いだろう。そんな事態を回避できるツールが携帯型の「モバイルバッテリー」だ。最近では、身近な存在になりつつあるが、スマホに搭載されるバッテリーは年々大容量化しているし、タブレットも普及してきた。これによって、モバイルバッテリーの製品選びのポイントは変わりつつある。今回はモバイルバッテリー選びに関する疑問に答える。
モバイルバッテリーの容量は100%フルに使えるのか

 モバイルバッテリー選びで、まず見極めたいのが「容量」だ。各製品とも「mAh(ミリアンペア時)」で明記している。問題は、スペック上の容量と実際に利用できる容量に差があること。出力時に電圧を変換したり、過充電防止など動作を制御するチップを動かすために電力をロスする。実容量は、スペックの6~7割と考えたい
また「スマートフォン○回分充電可能」という表示にも注意しよう。試算に使われるのはバッテリー容量が1500mAh程度のスマホだからだ
最近は、3000 mAh前後が主流になっている。充電回数を目安にしたいなら、自分のスマホのバッテリー容量を調べて、適切な容量の製品を選ぼう。
モバイルバッテリーでタブレットを充電できるか

 スマホとタブレットでは、充電に必要な出力(アンペア)が違う。スマホは1A程度、タブレットでも使うなら2.1A以上出力できる製品を選びたい
特に注意したいのは、1端子ごとの最大出力だ。複数の端子がある製品では、出力値に2端子の合計値を記している製品もある。最大2.1A以上で出力できる端子が、1つ以上あることを確認しよう
モバイルバッテリーの寿命はどのくらいか

 モバイルバッテリーは、充電を繰り返すことで蓄えられる容量が徐々に減っていく。充電回数は、一般的な製品で500回程度だ。最近は、ソニーやパナソニックの製品などで1000回から最大2500回まで繰り返して使える製品も登場した
充電回数の上限を超えても、完全に使えなくなるわけではないが、長く安心して使いたいなら寿命や保証期間も考慮して選ぶとよい。
モバイルバッテリーの充電時間は?

 モバイルバッテリーは、ACアダプター、またはパソコンのUSB端子から充電する。それぞれ充電時間に差がある。ACアダプターは出力が高いため、USB端子に比べて充電時間が短くなる。容量10400mAhのエレコム製品では、充電時間は3倍以上も違う
もし、製品にACアダプターが付属していなかった場合、高出力のUSB充電器を利用して充電時間を短くする方法もある(モバイルバッテリーが0.5A以上の入力電流で充電できる場合)。
モバイルバッテリーはどこで買えるのか

 モバイルバッテリーは、メーカーによって販売先が変わる。家電量販店とネット、どちらでも買える大手メーカーと、オンラインショップを中心に販売する新興メーカーに分かれるためだ。前者はパナソニックやソニー、日立マクセル、バッファロー、エレコムなど。後者はアンカー・ジャパン(ANKER)やティ・アール・エイ(cheero)、ルックイーストなどがある。

 ここ数年、人気となっているのが後者の新興メーカー.流通コストを抑えることなどで、低価格ながら大容量・高出力の製品を販売している。人気のほどは、Amazon.co.jpの販売ランキング、モバイルバッテリー部門でトップ10の大半を新興メーカーが占めることからもうかがえる。
以下では、大手メーカー(水色)と新興メーカー(灰色)の製品で色分けしているので選択時の参考にしてほしい。

 一方、家電量販店で購入できる大手メーカーの製品にもメリットはある。それは、製品のサイズや重さを購入前に実際に手に取ってチェックできる点。薄型製品やケーブル収納、AC充電器としても使えるなど、特徴のある製品が多いのも魅力だ。

 なおアンカー・ジャパンは「家電量販店経由の販売も検討中」とのこと。今後は、新興メーカーの製品も量販店の店頭で購入できるようになっていきそうだ。
充電以外にも使える「多目的バッテリー」はどんなもの

 出張や旅行など、少しでも荷物を減らしたいとき、ズシリと重いモバイルバッテリーを複数持つのは大変。そこで検討したいのが、モバイルバッテリーにも使えるグッズだ。例えばアイ・オー・データ機器の「WFS-SR01」。

 2600mAhのバッテリーを搭載した小型の無線LANルーターだ。旅行時は、ホテルの客室のあるLAN端子とつなぎ、タブレットなどをインターネットに接続するのに使える。さらに、SDカードリーダーも搭載。デジカメ写真を無線LAN経由でパソコンやスマホなどに取り込める。

 変わり種では、サンコーが販売するひげそり兼用のモバイルバッテリーや、手回し充電も可能な米ゴール・ゼロの懐中電灯などもある。後者は災害時など緊急用の充電器としても利用できる。
海外旅行でモバイルバッテリー使えるのか

 航空機に搭乗する際、モバイルバッテリーはどこにしまっておけばよいか。一般に、モバイルバッテリーのようなリチウムイオン電池は危険物と見なされる。このため、持ち込みには明確な規定が定められている。

 モバイルバッテリーは、リチウムイオン電池を搭載した電子機器の区分の中で「予備電池」に区分され、持ち込めるか否かは、「ワット時定格量(Wh)」で決まる。制限がないのは100Wh以下のものだけ。100Whを超え、160Wh以下のものは最大2個、160Whを超える大容量バッテリーは持ち込み不可となる。注意したいのは手荷物としての持ち込みのみで、預ける荷物の中には入れておけないという点だ

バッテリーの初期化

ノートパソコンのバッテリーパックを初期化する Sharp Mebius の例です。
マニュアルにはこんな風に書かれています。–ご参考まで–
バッテリーパックは残量のあるうちに充電を繰り返すと、寿命が短くなる性質があります。
・・・寿命という言葉は適切でないですね。ここでいいたかったのはメモリ効果による電池の持ちがわるくなるということでしょう。 

バッテリー残量表示と実際の操作時間の誤差が大きくなったときや、新しいバッテリーパックと交換したときは、次のような手順で初期化してください。
・・・初期化とはメモリ効果をクリアすることです

(作業途中 <バッテリーパックの放電中> に、AC電源を接続しないようにしてください。)
・・・電池のなかの電気を使い切る趣旨なので100Vから電気をとらないということです。 

1.ACアダプタをつないで、パソコンの電源を入れます。

2.「画面に to enter System Configuration Utility」 と表示されている間に、[F2] キーを押します。
    ・・・これは、Windowsを立ち上がらせないで電池を使い切る仕掛けです。Windowsが立ち上がってしまうとどんなときでもWindowsが仕事をできるように最低限の電気を残すようになっていて最後の一滴の電気はどうしても使い切ることができない仕組みによるものです。

3.「セットアップユーティリティ」画面が表示されます。
  ここでACアダプタを外して、バッテリーの残量が完全になくなって電源が切れるまで放置します。
  ・・・最後の一滴まで使い切り、その後勝手に切れるのでそのまま放って置きます

製品によっては、セットアップユーティリティの設定変更が必要な場合が有りますので、商品同梱の「取扱説明書」でご確認下さい。
・・・このとおりでパソコンによって操作方法がちがうので取扱説明書を見るしかありません。

○初期化時間の目安は、商品同梱の「取扱説明書」や「仕様一覧」でご確認下さい。 
    ・・・特に見るまでありません。使い切れば勝手に終わるわけですから、気長に待てばいいだけの話です。

4.ACアダプタをつないで、満充電になるまで充電します。
満充電になると、バッテリーランプが緑色に点灯します。

5.もう1度、手順1~4を繰り返し、バッテリーパックを完全に放電し、再度、満充電になる作業を繰り返します。
・・・ここがポイントです。バッテリーメーカはこの一連の作業を「2~3回行え!」といっており、3回位やらないとメモリ効果がとれない場合もあるとおもいます。

バッテリーパックは消耗品です。初期化しても極端に使用時間が短くなったときは、新しいバッテリーパックと交換してください。
・・・メーカとしてはバッテリーについては保障したくないから盛んに「消耗品だよ!!」と宣伝していますが、一概に消耗品と片付けらない問題の深さがバッテリーに関することにはあり「ちょっとぉ」という気がします。 
バッテリーの保存方法
★★ 警告 満充電のまま保存しない!!★★ 内部圧力が上がり、ヒューズ切れてパーになることがある
バッテリーメーカによれば、 50%ぐらい充電して涼しい場所に保管する ことがベストとのことです。

バッテリパックの内部には単三電池みたいな形状の小さな電池が何本も直列やら並列でつながれていて、その一本一本に内部が異常な圧力まで高まったときに物理的に回路を切ってしまうヒューズが入っている。これが切れて火災などを防いでいる。100%充電のまま保存をする場合にそのフューズが切れることがあり、しかもそのフューズは不可逆的で、直すことはできないのでたとえ一カ所のフューズがきれてもバッテリパック全体が使えなくなる。

保存してあるバッテリパックを点検する為に、数ヶ月に一度ぐらいパソコンに装着して充電度合いを確認するぐらいで、まあぁ、それほど神経質になることもないとおもいます。

バッテリの寿命とは

ここではすべてのバッテリーに共通する充電回数による寿命という観点で考えてみます。

ノートパソコンの電源回路の仕組みから、ACアダプタ電源を使っていると、バッテリーには適宜充電(トリクル充電)がされて、寿命が短くなっていきます。
バッテリにとっての理想は、AC電源を使っているときはバッテリーが電気回路で完全に切り離される仕掛けになっていればバッテリーは使わないわけで無用な放電・充電はされずバッテリーにとってはこの上ない状態になります。しかし、これでは停電などの瞬断には適応できませんし、
また、この「切り替え」はパソコンを使っている最中は電気的に操作できませんので、コンピュータが自動で行うことも困難です。ということは使う人が意思をもってできる「切り替えスイッチ」なるものがもしあれば、それを操作するしかありません。

そこでコンピュータメーカは考えました。
そんな切り替えスィッチをつけたら「どんなときに操作するんだぁ!?」というクレームともつかない問い合わせが殺到することは目に見えています。
バッテリーの仕組みから説明しなければならず「やってられない!!」ということになり、それならバッテリーに犠牲になってもらって「すべて自動、なにも考えなくていいですよ!」と、そういう電気回路にしたわけです。すべてのコンピュータメーカのノートパソコンがそうです。
バッテリーに犠牲になってもらったおかげで「最近バッテリーの持ちが悪くなってきたんですが・・・」の問い合わせには簡単明瞭のひとこと「あっ!そうですか寿命です。バッテリーを交換して下さい」で済むようになっています。なんの知識がなくとも、だれにもで答えられます。
これならば、だれにでも答えられるのでコンピュータメーカはハッピーになりましたが、消費者はどうでしょうか?やっぱ釈然としませんね。
不幸にも?このページをごらんになってない人は「知らぬが仏」で、いわれるがままにバッテリーを交換していくのでしょう。が、お金も無駄になり大げさにいえば資源の無駄遣いにもなることを一人でも多くの人に知ってもらいたいと思っています。
11.かしこく使う工夫

寿命については充電500回という、いつか到達する臨終のときがありこれはいかんともしがたいです。しかし、無意味に寿命を縮めることもないわけで、 無用の充放電をできるだけしない ようにちょと工夫すれば、長く使えることが期待できます。

1.毎日のように外にもって行き500回の寿命まで賢く使いたいひと向け。
  そとではバッテリーの電気は使い切って、帰ってきたら充電にひたすら専念する。Windowsを立ち上げないと充電時間も半分ほどですみ、充電完了したら忘れずにAC電源を引っこ抜く。
でも、果たしてこれができる人がいるだろうか?
そとでは電池のことが気になってろくに仕事ができず、また帰ってきたらパソコンで残務処理があるだろうからこれは無理ですよね?

2.使い終わったら ACアダプタ抜く方法 ・・・外にもって出る人の最善の方法か?
これは1.とか3.の方法はできないがちょっとだけバッテリーには長生きしてもらいたい人向け。
この方法は毎日のように外に持って出る人向けで、帰ってきて使わないときは「AC電源ぐらいなら抜けるよっ!」という人向けです。

AC電源の抜き方ですが、頻繁に抜き差しするならAC100ボルトのコンセントのところで抜くのがベストでしょう。
パソコンのACアダプターのプラグを抜いてもいいが、もともとそのプラグは頻繁に抜き差しすることは想定されておらず、ガタガタになって壊れることが予想されます。

3.50%充電が終わったらバッテリーパックを外す。・・・持ち出さない人向け・・・究極の方法
  このバッテリーを抜く方法はほとんどバッテリーを使うことがない場合で、しかもバッテリーの面倒がちゃんと見れる人には理想的な方法です。ようするに面倒なこともいとわない人でないと、バッテリーが放ったらかしになりとてもお勧めできません。
AC電源を使うときは、バッテリーを外しておけば意味のない寿命の短縮を避けることができます。バッテリーの抜き方はパソコンによって異なるが、一般的には機械的にロックをかけていてロックを外すことで簡単に抜けるようになっています。 
マニュアルにはバッテリーの交換方法が必ず書かれています。すでにWindowsが立ち上がっていればWindowsは終了させる。そして「AC電源を抜く!」。もともと電源が入ってなければそのままAC電源を抜けばいいです。

とかく人間の心理として、気持ちはバッテリーに集中しており、Windowsを終了したら電源が切れているとおもいこんでいるのでそのままバッテリーを抜こうとします。ちょっと待ってくださいっ!!!

Windowsが終了しても、パソコンは人知れずバッテリーに充電しているわけで、ここでAC電源も抜かずにバッテリーを抜こうものならこわれるかもしれません。 取扱説明書にバッテリの抜き方が必ず書かれていますので、一読されてください。
抜き差し先は1~2回やればコツがわかります。 
数ヶ月に一度は充電を!過放電は電池寿命を縮めるので!!
放置しっぱなしで1年も過ぎると自己放電して電池が空っぽになり、次に フル充電できなくなる ことがあるので、かならず数ヶ月に一度、少なくとも半年に一回は充電してください。