ノートパソコンのバッテリー寿命を長持ちさせる方法

「毎日、寝る前にノートパソコンを充電をしている」という方も要注意。バッテリーは充電できる回数が約500回といわれています。また、バッテリーは充電し続けている限り、100%のフル充電を保とうとします。しかし実際は、パソコン内では常に放電が起こっているため、充電が100%になる→放電でバッテリーを消費→バッテリーを充電、というのを細かく繰り返している状態です。

そのため、デスクトップパソコンと同じ感覚でコンセントにACアダプタを挿したまま使っていたり、毎日充電をしていると、バッテリーの寿命はどんどん短くなってしまいます。

1つめは、ノートパソコンを充電しながら使わないこと。

上でも述べたように、ACアダプタをコンセントに挿したままノートパソコンを使用すると、充電池の寿命がどんどん短くなってしまいます。「ノートパソコンを外に持ち出すことが少なく、室内の決まった場所で使うことが多い」という方は、持ち歩く時以外はバッテリーを外しておく、という手もあります。

2つめは、むやみに充電しないこと。

毎日充電していると、当然ですがその分だけ充電回数が増えてしまいます。バッテリーが20%を切ったときだけ充電するなど、自分なりのルールを決めると充電回数を抑えることができます。

3つめは、なるべく80%充電を心がけること。

ノートパソコンの電源設定にバッテリーの充電状態を設定できる項目がある場合、フル充電にならないように設定することができます。

ノートパソコンを長持ちさせる対策法

1.衝撃を与えない

ハードディスクは情報を記録する際、磁気ヘッドという極細の針で高速回転するディスクに情報を刻んでいきます。磁気ヘッドとディスクの隙間は「100万分の1ミリメートル」という、まさにミクロの世界です。

ハードディスクのような精密機械にとって、衝撃や振動は大敵です。

とくにデータを読み書き中に衝撃が加わるような行為は、絶対にしてはいけません。

2.熱をためない

パソコンには熱に弱い部品がたくさん使われていて、熱を多く加えると確実に寿命が短くなります。

内部にこもった熱を放出するためのファンがついていますが、パソコンに負荷のかかる作業を長時間行ったり、ファンにホコリがたまっていて十分機能していないと、温度調整が追い付かずトラブルが発生する可能性が高くなります。また、熱を逃がす通気口はノートパソコンの裏面か側面にあるため、布団の上などやわらかい物の上で使うと通気口を塞いでしまい、熱が放出されません。

とくに夏場の暑い時期は、パソコン内部に熱がこもりやすくなるため、熱対策を心がけてください。

3.結露に注意する

冬場にも注意してほしいことがあります。結露です。

寒い外から暖かい部屋に入ったら、メガネがくもることがありますが、それと同じように冷えきったノートパソコンを暖房の効いた暖かい室内に持ち込むと、急激な温度変化によって結露が発生しやすくなります。

精密機械にとって、水分が大敵であることは言うまでもありません。

寒いところからノートパソコンを持ち込んだ際は、部屋の温度になじむまでしばらく時間をおいてから電源を入れるようにしてください。また、冬場は静電気にも注意が必要です。静電気は電気回路ショートの原因にもなります。

4.ホコリをためない

ファンや通気口にホコリが溜まると、パソコンの温度調整が上手くできず、パソコン内部に熱がこもってしまいます。また、静電気が発生しやすくなり、ショートや破損につながる恐れがあります。

ノートパソコンを長持ちさせるには、こまめな掃除が必須です。