バッテリ交換の警告メッセージが表示された場合の対処方法

はじめに

ノートパソコンを使用していると、デスクトップの通知領域に、バッテリ交換の警告メッセージが表示されることがあります。

ノートパソコンに搭載されているバッテリは、長期間使用していると劣化が進行し、充電が完了した状態でもパソコンを使用できる時間が徐々に短くなります。バッテリに関して何らかの問題が発生した場合は、バッテリ・リフレッシュを行い、劣化の進行を抑えます。
また、ノートパソコンでACコンセントを接続しているのにバッテリが充電ができない場合は、ACアダプタの接触不良が考えられます。

バッテリ交換のメッセージが表示された場合は、以下の対処方法を行い、該当のメッセージが消えるか確認してください。
※ ACアダプタを電源コンセントに接続してパソコンを使用する場合は、バッテリ交換の警告メッセージが表示されても、リフレッシュやバッテリ交換を行わずにそのままパソコンを使用して問題ありません。

対処方法

バッテリ交換の警告メッセージが表示された場合は、以下の対処方法を行ってください。

1. 電源コンセントやACアダプタの接続を確認する

電源コンセントやACアダプタが正しく接続されていないと、バッテリが十分に充電できず、バッテリ交換のメッセージが表示されることがあります。 電源コンセントやACアダプタの接続状態に問題がないか確認してください。

2. 放電を行う

パソコンに不要な電気が帯電していると、正常に動作しない場合があります。
帯電している電気を放出し、バッテリが充電できるかを確認してください。

3. バッテリのリフレッシュを行う

バッテリの充電回数が多くなると、充電時に発生する熱によって、バッテリが劣化していきます。
劣化の進行を抑えるため、バッテリ・リフレッシュを実行し、バッテリに問題がないか診断してください。
※ バッテリ・リフレッシュは、バッテリの使用開始から3か月が経過した時点で実行することをおすすめします。

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ノートパソコンやタブレットのバッテリに関する基礎知識

ノートパソコン、タブレット、携帯電話、カメラなどの電子機器において小型充電式電池(以降、小型二次電池と言います)が使われています。二次電池とは、充電して繰り返し使える電池の総称です。ノートパソコンやタブレットでは、二次電池を単品で使用することはなく、単品または複数の二次電池と、これを充放電制御するための基板や接続部品をケースで覆ったバッテリパックを組み合わせて使用しています。小型二次電池には、ニカド電池(Ni-Cd電池)、ニッケル水素電池(Ni-MH電池)、リチウムイオン電池(Li-ion電池)があり、リチウムイオンポリマー電池(Li-Po 電池)はリチウムイオン電池の一種です。リチウムイオン電池は、現在実用化されている二次電池の中では、最もエネルギー密度が高く、高い電圧が得られるため、ノートパソコンやタブレットや携帯用の電子機器などのバッテリパックによく使われています。

ノートパソコンやタブレットや携帯用の電子機器に使われるリチウムイオン電池は、軽量でありながら高容量という特徴を持った電池ですが、その一方で誤った使用方法やショートによって発熱、発火、破裂に至る可能性があります。

そのためリチウムイオン電池は、大きな事故に結びつかないように、電池そのものに安全を考慮した設計がなされています。

また、ノートパソコンやタブレットのバッテリパックとして使用する場合にも、過電圧、過放電、過電流などを防ぐための制御装置を組み込むなど安全面からの工夫がなされています。

バッテリパックを使用したノートパソコンやタブレットは、次のとおり取り扱いに注意してください。バッテリパックはマニュアルに記載された充電方法以外で充電しないでください。バッテリパックに、押し潰す、叩くといった強い圧力を加えないでください。バッテリパック内部に電気的なショートが発生し、オーバーヒートに結びつく可能性があります。バッテリパックを分解、改造しないでください。バッテリ駆動時間が短くなった場合は、純正の新しいバッテリパックと交換してください。タブレット端末の内蔵バッテリはお客様自身での交換はできませんので、バッテリは取り外さないでください。

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iPhone のバッテリを劣化させないために知っておきたいこと

iPhone などの充電式電池を採用したアップル製品に搭載されている電池は「リチウムイオンポリマー電池」です。そして、これには充電できる回数に制限が存在します。

その回数はさまざまな要因によって減ります。となれば、誰もがこの充電可能回数が減ることを防ぎたいと思うはずです。

そこで必要と言われているのがバッテリのメンテナンス。一説には、毎月1度はフル充電を行ってその後 iOS が起動しなくなるまで使い切るのが良いと言われています。

はたしてそれは本当なのでしょうか。そこで今回は iPhone/iPad/iPod touch に搭載されているバッテリをなるべく劣化させないために必要なことを考えてみます。

リチウムイオンポリマー電池はメモリー効果が起こりにくい

まずはリチウムイオンポリマー電池の特徴を知っておきましょう。

このバッテリはニカド電池やニッケル水素電池と比べて、メモリー効果が起こりにくいという特性を持っています。

メモリー効果とは簡単に言ってしまうと、100%使い切る前に充電するということを繰り返して行うと、本来の容量よりも充電可能な容量が少なくなること。充電可能な容量が減ってしまえば、バッテリによる駆動時間も短くなります。

一方でリチウムイオンポリマー電池は、ニカド電池やニッケル水素電池とは異なる物質を使った電池なので、このメモリー効果は起こりにくくなっています。

ですから、つぎ足し充電を行わないために iPhone を iOS が起動しなくなるまで使い続けるというのは、あまり意味のある行為とは言えません。

過充電・過放電は禁物

リチウムイオンポリマー電池は充電し過ぎたり(過充電)、放電し過ぎたり(過放電)するとバッテリ内部の素材が劣化してしまい、本来の能力を発揮できなくなります。

ですからリチウムイオンポリマー電池には、過充電・過放電を防ぐための仕組みがあります。それが後ほどご紹介する制御コンピュータです。

よって、過充電と過放電にはそこまで過敏になる必要はありません。が、フル充電状態にも関わらず充電し続けるといったことはなるべく避けた方が良いでしょう。

夏場の車内などの高温環境・衝撃も禁物

リチウムイオンポリマー電池に限らず、電池全般に言えることですが、温度の高い場所でバッテリを利用したり、保管したりするとバッテリの性能は劣化します。というのも、高温環境下にさらされるとバッテリ内部の素材が劣化してしまうからです。

ですから、夏場の車内や日の当たる場所に iPhone を放置すると、内蔵されているバッテリが劣化する可能性が高まります。アップルによれば適温は22℃前後です。

また、同様の理由から衝撃も禁物です。iPhone を落としてしまうことでバッテリにも衝撃が伝わり、その内部の素材を劣化させてしまう可能性があるからです。

リチウムイオンポリマー電池は制御コンピュータを搭載

リチウムイオンポリマー電池は扱い方を間違えると爆発したり、発火したりするバッテリでもあります。

特に怖いのが指定された以上の電圧で充電したり、フル充電状態にも関わらず長時間に渡って充電し続けた場合です。

そこでそういった事態を避けるためにリチウムイオンポリマー電池には、充電電圧や時間を制御するコンピュータが内蔵されています。どれくらいバッテリを充電したのか・使ったのかといった情報も把握します。これによってバッテリの過充電・過放電を防ぎます。

制御コンピュータの計算誤差で容量が減る場合も

この制御コンピュータの計算には誤差が生じることがあります。使い始めの時期や長期間に渡って使っている場合です。これによってバッテリの充電時間が短くなります。

つまり、1,000mAh の容量を持つバッテリでも 990mAh しかないと制御コンピュータが誤認識し、充電時間を 990mAh 分しか確保しないようになってしまうのです。

これが「リチウムイオンポリマー電池にもメモリー効果があるのではないか」と言われる原因の1つです。

再調整で誤差を修正する

この制御コンピュータの計算の誤差を修正するためには、これに本来のバッテリ容量を覚え直させる必要があります。そこで再調整を行います。

MacBook の場合、Apple が推奨している再調整の方法は100%まで充電してから2時間は放置。それから充電を止めてバッテリの残量不足のためにスリープするまで使い続け、スリープしたら5時間以上は放置しておくというものです。

これによって制御コンピュータはバッテリが100%充電された時の状態とほぼ0%まで使い切った状態を記憶します。

したがって充電時間の制御が本来の状態に戻り、バッテリも本来の性能通りに機能するようになる可能性があるのです。また、状態によってはそうはならない場合もあります。

※ここで MacBook の例を取り上げたのは iPhone と同じリチウムイオンポリマー電池を搭載しており、再調整に関する iPhone のサポートページが見当たらなかった為です。

MacBook の場合、再調整は数ヶ月に1回で十分

この再調整は数ヶ月に1回で十分であると、アップルのサポートページに記載されています。1ヶ月に1回行う必要があるのは、AC アダプタに繋ぎっぱなしでほとんどバッテリを使わなかったり、MacBook 自体を長期間使わない場合です。

通常の場合、再調整が数ヶ月に1回で良いのは、あまり短い間隔で再調整を行ってもバッテリの充電可能回数を消費するだけで、効果が少ないからだと考えられます。

おそらく iPhone/iPad/iPod touch についても同様のことが言えます。

「iPhoneのバッテリーについて」で書かれていること

「1ヶ月に1回、バッテリを再調整するべし」の根拠となっている、アップルのウェブサイトにはこのようなことが書かれています。

しかし、ここでアップルが言いたいのは「長期間使用しない場合には毎月1度はバッテリを再調整してください」だと思われます。

というのも、自社製品のバッテリ全般について記述しているアップルのウェブページにはこのようなことが書かれているからです。

また、先述のように日常的にバッテリを使っている MacBook の場合には数ヶ月に1度で十分なバッテリの再調整が、同じように使っている iPhone では毎月1回は必要だというのは考えにくいです。

したがって、少なくとも日常的に利用している iPhone/iPad/iPod touch では1ヶ月に1回、バッテリの再調整を行う必要はないと考えられます。

たとえバッテリの再調整を行うとしても、その効果は限定的であり、またその間隔も日常的に使っている iPhone であれば数ヶ月に1回で十分であると言えます。

まとめ

以上のことからバッテリの再調整も重要ですが、その寿命を最大化する為に何より重要な事は、iPhone のバッテリの特徴を理解して以下の3原則を守ることだと考えられます。

   充電・放電しっぱなしにしない

   高温になる場所に置かない・持ち込まない(22℃ 前後が最適)

   落とさない・強い衝撃を加えない

特に iPhone/iPad/iPod touch を充電する際には注意が必要です。

制御コンピュータで充電時間を制御しているとはいえ、フル充電状態にも関わらず長時間に渡って iPhone を充電し続けることはバッテリを劣化させる要因になります。

また、充電する際に本体が熱を持つ可能性があります。ですから、熱がこもらない場所に置いて充電しましょう。

加えて、バッテリを大量に消費するアプリを使うと本体が熱を持つことがあります。その場合、装着しているケースなどを取り外して熱がこもらないようにする工夫が必要です。

バッテリが搭載されているモデルをご利用いただく際のご 注意

バッテリが搭載されているモデルをご利用いただく際、以下の点にご注意ください。
使用方法によっては、発熱・発火・傷害・故障の恐れがあります。
・電池パック、充電器はメーカー指定の製品をご利用ください。
・ご使用前に、取扱説明書をよくお読みいただき、正しくご利用ください。
・ご使用いただく製品毎に使用可能温度範囲は異なります。使用可能温度範囲については取扱説明書をご確認ください。
使用可能温度範囲外でのご使用・充電は故障・トラブルの原因となりますためご注意ください。
・取扱説明書に認められている内容以外、製品・バッテリ等の改変・分解はおやめください。
・製品の物理的な故障を伴うような、強い衝撃を与えないようにご注意ください。
製品やバッテリ等に物理的な故障が確認できた場合は使用をやめ、サポートセンターへご連絡ください。
継続で使用された場合、更なる故障・トラブルの原因となりますためご注意ください。
・充電を行いつつ、負荷のかかる操作・使用を行った場合、通常よりも高温となる場合があります。
環境下によっては、バッテリの寿命を縮める可能性がありますためご注意ください。
・推奨されない使用方法に起因する事象については免責とさせて頂く可能性があります。詳しくは取扱説明書をご確認ください。
バッテリの劣化について
下記のような場合において、バッテリ性能が劣化し、膨張する場合があります。
・長期間の継続充電
・長期間の未充電・未使用後の使用
・使用可能温度範囲外での充電
・結露や液体混入により発生した、バッテリ付着の錆

バッテリの寿命とは

ここではすべてのバッテリーに共通する充電回数による寿命という観点で考えてみます。

ノートパソコンの電源回路の仕組みから、ACアダプタ電源を使っていると、バッテリーには適宜充電(トリクル充電)がされて、寿命が短くなっていきます。
バッテリにとっての理想は、AC電源を使っているときはバッテリーが電気回路で完全に切り離される仕掛けになっていればバッテリーは使わないわけで無用な放電・充電はされずバッテリーにとってはこの上ない状態になります。しかし、これでは停電などの瞬断には適応できませんし、
また、この「切り替え」はパソコンを使っている最中は電気的に操作できませんので、コンピュータが自動で行うことも困難です。ということは使う人が意思をもってできる「切り替えスイッチ」なるものがもしあれば、それを操作するしかありません。

そこでコンピュータメーカは考えました。
そんな切り替えスィッチをつけたら「どんなときに操作するんだぁ!?」というクレームともつかない問い合わせが殺到することは目に見えています。
バッテリーの仕組みから説明しなければならず「やってられない!!」ということになり、それならバッテリーに犠牲になってもらって「すべて自動、なにも考えなくていいですよ!」と、そういう電気回路にしたわけです。すべてのコンピュータメーカのノートパソコンがそうです。
バッテリーに犠牲になってもらったおかげで「最近バッテリーの持ちが悪くなってきたんですが・・・」の問い合わせには簡単明瞭のひとこと「あっ!そうですか寿命です。バッテリーを交換して下さい」で済むようになっています。なんの知識がなくとも、だれにもで答えられます。
これならば、だれにでも答えられるのでコンピュータメーカはハッピーになりましたが、消費者はどうでしょうか?やっぱ釈然としませんね。
不幸にも?このページをごらんになってない人は「知らぬが仏」で、いわれるがままにバッテリーを交換していくのでしょう。が、お金も無駄になり大げさにいえば資源の無駄遣いにもなることを一人でも多くの人に知ってもらいたいと思っています。
11.かしこく使う工夫

寿命については充電500回という、いつか到達する臨終のときがありこれはいかんともしがたいです。しかし、無意味に寿命を縮めることもないわけで、 無用の充放電をできるだけしない ようにちょと工夫すれば、長く使えることが期待できます。

1.毎日のように外にもって行き500回の寿命まで賢く使いたいひと向け。
  そとではバッテリーの電気は使い切って、帰ってきたら充電にひたすら専念する。Windowsを立ち上げないと充電時間も半分ほどですみ、充電完了したら忘れずにAC電源を引っこ抜く。
でも、果たしてこれができる人がいるだろうか?
そとでは電池のことが気になってろくに仕事ができず、また帰ってきたらパソコンで残務処理があるだろうからこれは無理ですよね?

2.使い終わったら ACアダプタ抜く方法 ・・・外にもって出る人の最善の方法か?
これは1.とか3.の方法はできないがちょっとだけバッテリーには長生きしてもらいたい人向け。
この方法は毎日のように外に持って出る人向けで、帰ってきて使わないときは「AC電源ぐらいなら抜けるよっ!」という人向けです。

AC電源の抜き方ですが、頻繁に抜き差しするならAC100ボルトのコンセントのところで抜くのがベストでしょう。
パソコンのACアダプターのプラグを抜いてもいいが、もともとそのプラグは頻繁に抜き差しすることは想定されておらず、ガタガタになって壊れることが予想されます。

3.50%充電が終わったらバッテリーパックを外す。・・・持ち出さない人向け・・・究極の方法
  このバッテリーを抜く方法はほとんどバッテリーを使うことがない場合で、しかもバッテリーの面倒がちゃんと見れる人には理想的な方法です。ようするに面倒なこともいとわない人でないと、バッテリーが放ったらかしになりとてもお勧めできません。
AC電源を使うときは、バッテリーを外しておけば意味のない寿命の短縮を避けることができます。バッテリーの抜き方はパソコンによって異なるが、一般的には機械的にロックをかけていてロックを外すことで簡単に抜けるようになっています。 
マニュアルにはバッテリーの交換方法が必ず書かれています。すでにWindowsが立ち上がっていればWindowsは終了させる。そして「AC電源を抜く!」。もともと電源が入ってなければそのままAC電源を抜けばいいです。

とかく人間の心理として、気持ちはバッテリーに集中しており、Windowsを終了したら電源が切れているとおもいこんでいるのでそのままバッテリーを抜こうとします。ちょっと待ってくださいっ!!!

Windowsが終了しても、パソコンは人知れずバッテリーに充電しているわけで、ここでAC電源も抜かずにバッテリーを抜こうものならこわれるかもしれません。 取扱説明書にバッテリの抜き方が必ず書かれていますので、一読されてください。
抜き差し先は1~2回やればコツがわかります。 
数ヶ月に一度は充電を!過放電は電池寿命を縮めるので!!
放置しっぱなしで1年も過ぎると自己放電して電池が空っぽになり、次に フル充電できなくなる ことがあるので、かならず数ヶ月に一度、少なくとも半年に一回は充電してください。