ノートパソコン

まずノートPCは使っていれば自然に熱を持つので、バッテリーを接続して使う限りは(本体の冷却性能にもよりますが)発熱自体は避けることができません。これについては仕方ないでしょう。

しかし問題なのは、普通のノートパソコンバッテリーでの駆動時間を延ばすため、電源プラグをコンセントに差していれば勝手に100%まで充電されることです。自宅で使用する「電源プラグを差しっぱなし」という運用方法が、自動的に「バッテリー残量100%近くで充放電を繰り返す」あるいは「満充電に近い状態で保管される」という状態を招き、ほとんど使っていないバッテリーをどんどん劣化させて寿命を縮めていくわけです。つまり「家で普通に使い続けること」自体が「リチウムイオンバッテリーにとってかなり劣悪な使用環境」になってしまうのです。

熱と通常使用による劣化を防ぐために「バッテリー自体をPCから外しておく」という手はありますが、もしフル充電したまま保管しているなら、装着したままと同じ「劣化しやすい保管状態」になってしまいます。また、充電しない(使い切った)まま外しておくと、今度は逆に過放電状態になり使えなくなる可能性が出てきます。

上記のリンク先などの話を総合して考えると、バッテリーを外しておくときは半分(50%)程度充電して高温にならない暗所などに保管しておき、自然放電することも考えて定期的(半年程度)に再充電するのが望ましい環境と言えそうです。ただはっきりいって面倒ですし、せっかくのノートPCなのに「DELL Inspiron 5447バッテリーを外しているので、電源プラグを抜いてしまうと完全に電源が切れてしまう」という状態なのは、正直使いにくいでしょう。

サポート情報を引用したLenovoのように、一部のメーカのノートPCは充電量まで調節できるユーティリティを持っているので、それを使えばフル充電のままでの運用を防ぐことができます。しかし、その手のユーティリティが付いていないノートPCも多数存在します。このようなノートPCは、劣化することを承知の上で使い続けるか、保管環境を整えてバッテリーを外しておくしかないのでしょうか?

というところで本題。今回の「Smart Battery」は、そのような「充電管理ユーティリティ」が標準で用意されていないノートPCでも使うことができる「バッテリー管理フリーソフト」です。これを使えば、「フル充電のままノートPCを使い続けて、ほとんど使っていないバッテリーが死んでしまう」という状態を防ぐことができます。

移動性やサイズの問題から自宅でもデスクトップではなく、ノートPCを(あるいはサブとして)普通に使っているという人はかなり多いと思うのですが、そのような使い方でもやっぱり気になるのは N550J バッテリーの寿命。「たまにバッテリーで駆動させようと思ったら、ほとんど持たない」「コンセントから給電しっぱなしだったのに、猛烈にバッテリーが劣化してる」という現象は多くの人が体験しているはず。「ほとんどバッテリーを使ってないはずなのに、もう寿命?」と疑問に思うことも多いのでは。リチウムイオンバッテリーは消耗品なので、普通に「利用→充電」を繰り返すことによって徐々に劣化していきます。(例として一番わかりやすいのは携帯電話のバッテリー。)が、その「通常のサイクル」以外にも(場合によっては急激に)劣化する原因があり、それは主に下の三つだといわれています。

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高温(熱)
過放電
限界まで充電したままでの再充電・利用・保管

設定を変えて充電量を変えたい場合

(初回の設定時を含めて)100%充電の設定からBalancedなどに変えたい、あるいは外で使いたいのでバッテリーを100%充電したい、などの充電の設定値を変えたい時は、作業に一手間必要になります。設定を変更しても即座にバッテリーやシステムには反映されません。

まずSmart Batteryの設定を変更したい値に変えて、その後バッテリー駆動のまま使ったり放置したりしてバッテリーの残量を減らしてください。例えば充電量を50%に制限している場合は、表示は100%でもバッテリー自体は50%までしか充電されていないので、あっという間にバッテリー残量が減っていくはずです。逆に初回の設定時などはフル充電から減らすことになるので多少は時間がかかるでしょうが、いずれにせよ充電量を減らす必要があるのでバッテリー駆動で起動させておきます。(ノートPCはバッテリー残量が少なくなると自動的に休止かスタンバイモードに移行するはずなので、無操作で休止・スタンバイになる設定を解除しておけば、電源プラグを抜いて放置しておくだけでもOKのはず。)

頃合いを見計らって電源プラグを差し直せば、自動的に充電モードに移行して「Battery Full Charging」ならバッテリーの限界まで充電され、「Balanced」なら充電量が75%、「Extended Battery Life Cycle」だと50%になった瞬間にHP BL06042XL バッテリー残量が100%に切り替わって充電が終わります。(テスト環境ではギリギリではなく、余裕を見て20~30%ぐらいまで減らしてから充電した。)

なおテスト環境では特に問題は起きませんでしたが、使用PC環境(ハードやソフト)によっては設定を変えたあとにPCを再起動した方がいいかもしれません。

バッテリーを実質使ってなければ、外して保存が原則 
もちろんすべてのノートパソコンに当てはまるわけではありませんので、念のためメーカにはご確認ください。

形だけバッテリが刺さっていても、バッテリーが劣化しきっているとか、そもそも不良のバッテリーがパソコンに装着されているだけでは本来のバッテリの役目は期待できません。
ところが長年バッテリーを刺しっぱなしで、かつ何も意識しないでいると、劣化しきっていることも気がつかないことが往々にしてあります。

これをチェックするのは簡単です。
いったんパソコンの電源を切って、電源アダプタのプラグをパソコン側から抜きます。つぎに、パソコンの電源スイッチを入れます。ここでパソコンが立ち上がってこないか、途中で切れたら、バッテリーが知らない間に劣化していたか、メモリ効果(ニッカド系バッテリー)でフル充電出来ないか、はたまたバッテリ内部ヒューズがとんでバッテリパックが故障している状況などが考えられます。ちゃんと立ち上がってきたら、バッテリーの充電状況を数字で確認できれば有る程度の目安が付きます。
直前まで連続して使っていた訳ですから、すくなくともその数値が70%以上、もっとあるはずです。

市販されているパソコンにはノート型とデスクトップ型の大きく分けて2種類あります。バッテリといえば、どんなメーカのどんな型のパソコンにも例外なく入っている時計を動かす小さな電池(通常はボタン電池)が一個はいっています。この Lenovo W550s バッテリーは抜くことはできません。
その他に、ノート型にはバッテリパックという単三電池のような小さな電池が何本も束ねてあるバッテリがあります。これはAC100V電源が無くても使えるようにバッテリパックから電源の供給を受けれるようにしている仕掛けです。
他方、デスクトップ型パソコンにはそのバッテリパックに相当する仕掛けはありません。常時AC100V電源が使えることを前提に作られていて電気が来ないときのことは一切考えられていません。

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なにをいいたいかといえば、コンピュータの仕組みにとっては安定な電源を供給してくれるものならば、バッテリであろうが、AC電源であろうが、風力発電でも、太陽光発電でも、燃料電池でも、・・・なんだってかまわないのです。
そこでノートパソコンの仕組みを見ると、私がこれまで見たパソコンではバッテリを外しても特に問題がないものでした。

というのも、もしバッテリパックを付け忘れて、AC電源でスイッチを入れたらパソコンが壊れてしまうような設計をしていたら故障品の山が戻ってくるでしょう。人というのは注意書きとかは見ずにスイッチを入れるものだからです。
ですから、メーカとしてはどんな使われ方をされようとも簡単にこわれるパソコンを出したらクレームの嵐に遭うのはわかっているので、そこはあらゆる想定を考えて安全なようにつくるものです。
こういう背景がありますが、それでも念のためメーカにお尋ねください。

通常、 バッテリーを使おうが使わまいが、バッテリーが刺さっているだけで不意の停電には見事に役割を果たしてくれます。
これがメリットになるでしょう。しかし、雷と電力会社の事故を除いて、日本の電力事情で瞬間でも停電になることは年間を通しても限りなくゼロと言えます。東京電力の停電危機が昨年はありましたが、これは例外と言えます・・・・
その前提では、いつも机の上で置きっぱなしで使っているノートパソコンにバッテリーが刺さっているメリットはなく、むしろバッテリ自体にとってはデメリットになると考えています。

我が家のノートパソコンも世代を交代してきていますが、Dynabook、Mebuis2代目、Muramasa、もう何年になるでしょうか、バッテリーは刺さっていません。

バッテリーの初期化

ノートパソコンのバッテリーパックを初期化する Sharp Mebius の例です。
マニュアルにはこんな風に書かれています。–ご参考まで–
バッテリーパックは残量のあるうちに充電を繰り返すと、寿命が短くなる性質があります。
・・・寿命という言葉は適切でないですね。ここでいいたかったのはメモリ効果による電池の持ちがわるくなるということでしょう。 

バッテリー残量表示と実際の操作時間の誤差が大きくなったときや、新しいバッテリーパックと交換したときは、次のような手順で初期化してください。
・・・初期化とはメモリ効果をクリアすることです

(作業途中 <バッテリーパックの放電中> に、AC電源を接続しないようにしてください。)
・・・電池のなかの電気を使い切る趣旨なので100Vから電気をとらないということです。 

1.ACアダプタをつないで、パソコンの電源を入れます。

2.「画面に to enter System Configuration Utility」 と表示されている間に、[F2] キーを押します。
    ・・・これは、Windowsを立ち上がらせないで電池を使い切る仕掛けです。Windowsが立ち上がってしまうとどんなときでもWindowsが仕事をできるように最低限の電気を残すようになっていて最後の一滴の電気はどうしても使い切ることができない仕組みによるものです。

3.「セットアップユーティリティ」画面が表示されます。
  ここでACアダプタを外して、バッテリーの残量が完全になくなって電源が切れるまで放置します。
  ・・・最後の一滴まで使い切り、その後勝手に切れるのでそのまま放って置きます

製品によっては、セットアップユーティリティの設定変更が必要な場合が有りますので、商品同梱の「取扱説明書」でご確認下さい。
・・・このとおりでパソコンによって操作方法がちがうので取扱説明書を見るしかありません。

○初期化時間の目安は、商品同梱の「取扱説明書」や「仕様一覧」でご確認下さい。 
    ・・・特に見るまでありません。使い切れば勝手に終わるわけですから、気長に待てばいいだけの話です。

4.ACアダプタをつないで、満充電になるまで充電します。
満充電になると、バッテリーランプが緑色に点灯します。

5.もう1度、手順1~4を繰り返し、バッテリーパックを完全に放電し、再度、満充電になる作業を繰り返します。
・・・ここがポイントです。バッテリーメーカはこの一連の作業を「2~3回行え!」といっており、3回位やらないとメモリ効果がとれない場合もあるとおもいます。

バッテリーパックは消耗品です。初期化しても極端に使用時間が短くなったときは、新しいバッテリーパックと交換してください。
・・・メーカとしてはバッテリーについては保障したくないから盛んに「消耗品だよ!!」と宣伝していますが、一概に消耗品と片付けらない問題の深さがバッテリーに関することにはあり「ちょっとぉ」という気がします。 
バッテリーの保存方法
★★ 警告 満充電のまま保存しない!!★★ 内部圧力が上がり、ヒューズ切れてパーになることがある
バッテリーメーカによれば、 50%ぐらい充電して涼しい場所に保管する ことがベストとのことです。

バッテリパックの内部には単三電池みたいな形状の小さな電池が何本も直列やら並列でつながれていて、その一本一本に内部が異常な圧力まで高まったときに物理的に回路を切ってしまうヒューズが入っている。これが切れて火災などを防いでいる。100%充電のまま保存をする場合にそのフューズが切れることがあり、しかもそのフューズは不可逆的で、直すことはできないのでたとえ一カ所のフューズがきれてもバッテリパック全体が使えなくなる。

保存してあるバッテリパックを点検する為に、数ヶ月に一度ぐらいパソコンに装着して充電度合いを確認するぐらいで、まあぁ、それほど神経質になることもないとおもいます。

バッテリの寿命とは

ここではすべてのバッテリーに共通する充電回数による寿命という観点で考えてみます。

ノートパソコンの電源回路の仕組みから、ACアダプタ電源を使っていると、バッテリーには適宜充電(トリクル充電)がされて、寿命が短くなっていきます。
バッテリにとっての理想は、AC電源を使っているときはバッテリーが電気回路で完全に切り離される仕掛けになっていればバッテリーは使わないわけで無用な放電・充電はされずバッテリーにとってはこの上ない状態になります。しかし、これでは停電などの瞬断には適応できませんし、
また、この「切り替え」はパソコンを使っている最中は電気的に操作できませんので、コンピュータが自動で行うことも困難です。ということは使う人が意思をもってできる「切り替えスイッチ」なるものがもしあれば、それを操作するしかありません。

そこでコンピュータメーカは考えました。
そんな切り替えスィッチをつけたら「どんなときに操作するんだぁ!?」というクレームともつかない問い合わせが殺到することは目に見えています。
バッテリーの仕組みから説明しなければならず「やってられない!!」ということになり、それならバッテリーに犠牲になってもらって「すべて自動、なにも考えなくていいですよ!」と、そういう電気回路にしたわけです。すべてのコンピュータメーカのノートパソコンがそうです。
バッテリーに犠牲になってもらったおかげで「最近バッテリーの持ちが悪くなってきたんですが・・・」の問い合わせには簡単明瞭のひとこと「あっ!そうですか寿命です。バッテリーを交換して下さい」で済むようになっています。なんの知識がなくとも、だれにもで答えられます。
これならば、だれにでも答えられるのでコンピュータメーカはハッピーになりましたが、消費者はどうでしょうか?やっぱ釈然としませんね。
不幸にも?このページをごらんになってない人は「知らぬが仏」で、いわれるがままにバッテリーを交換していくのでしょう。が、お金も無駄になり大げさにいえば資源の無駄遣いにもなることを一人でも多くの人に知ってもらいたいと思っています。
11.かしこく使う工夫

寿命については充電500回という、いつか到達する臨終のときがありこれはいかんともしがたいです。しかし、無意味に寿命を縮めることもないわけで、 無用の充放電をできるだけしない ようにちょと工夫すれば、長く使えることが期待できます。

1.毎日のように外にもって行き500回の寿命まで賢く使いたいひと向け。
  そとではバッテリーの電気は使い切って、帰ってきたら充電にひたすら専念する。Windowsを立ち上げないと充電時間も半分ほどですみ、充電完了したら忘れずにAC電源を引っこ抜く。
でも、果たしてこれができる人がいるだろうか?
そとでは電池のことが気になってろくに仕事ができず、また帰ってきたらパソコンで残務処理があるだろうからこれは無理ですよね?

2.使い終わったら ACアダプタ抜く方法 ・・・外にもって出る人の最善の方法か?
これは1.とか3.の方法はできないがちょっとだけバッテリーには長生きしてもらいたい人向け。
この方法は毎日のように外に持って出る人向けで、帰ってきて使わないときは「AC電源ぐらいなら抜けるよっ!」という人向けです。

AC電源の抜き方ですが、頻繁に抜き差しするならAC100ボルトのコンセントのところで抜くのがベストでしょう。
パソコンのACアダプターのプラグを抜いてもいいが、もともとそのプラグは頻繁に抜き差しすることは想定されておらず、ガタガタになって壊れることが予想されます。

3.50%充電が終わったらバッテリーパックを外す。・・・持ち出さない人向け・・・究極の方法
  このバッテリーを抜く方法はほとんどバッテリーを使うことがない場合で、しかもバッテリーの面倒がちゃんと見れる人には理想的な方法です。ようするに面倒なこともいとわない人でないと、バッテリーが放ったらかしになりとてもお勧めできません。
AC電源を使うときは、バッテリーを外しておけば意味のない寿命の短縮を避けることができます。バッテリーの抜き方はパソコンによって異なるが、一般的には機械的にロックをかけていてロックを外すことで簡単に抜けるようになっています。 
マニュアルにはバッテリーの交換方法が必ず書かれています。すでにWindowsが立ち上がっていればWindowsは終了させる。そして「AC電源を抜く!」。もともと電源が入ってなければそのままAC電源を抜けばいいです。

とかく人間の心理として、気持ちはバッテリーに集中しており、Windowsを終了したら電源が切れているとおもいこんでいるのでそのままバッテリーを抜こうとします。ちょっと待ってくださいっ!!!

Windowsが終了しても、パソコンは人知れずバッテリーに充電しているわけで、ここでAC電源も抜かずにバッテリーを抜こうものならこわれるかもしれません。 取扱説明書にバッテリの抜き方が必ず書かれていますので、一読されてください。
抜き差し先は1~2回やればコツがわかります。 
数ヶ月に一度は充電を!過放電は電池寿命を縮めるので!!
放置しっぱなしで1年も過ぎると自己放電して電池が空っぽになり、次に フル充電できなくなる ことがあるので、かならず数ヶ月に一度、少なくとも半年に一回は充電してください。

中古パソコンってどうなの?中古パソコン屋の裏側

たまには雑談でも書きますw

以前からこのブログに何回か書いていますが、
あたしは一時期、中古パソコン屋でバイトをしていたことがありまして、
入荷、セットアップ、クリーニング、出荷、電話対応(クレーム処理)など
かなり色々とやっていました。

中古パソコン屋といっても、あたしが居たところは店舗での販売は無く、
ネット上での販売と、業者さんからの注文で個人のお客さんに発送する感じでした。
また、出張・持込修理などもやっていました。

あたしなんかは全然初心者だったんですが、
大手の中古パソコン屋さんで昔働いておられた方が居たりして、
色々と教えていただきました。
ですので、あたしがやっていたことは、大体どこでも同じようにやっていると思います。

中古パソコンというと、やっぱり気になるのが見た目ということで、
今回はパソコンの入荷時の状態とクリーニングについて。

中古パソコンは、ほとんどが会社や学校などでリース品として使われていたもので、
リース期間が終了したリースアップ品が流れてきます。
状態は様々で、すごくキレイなものもあるのですが、
安く入荷しようとすると、見た目がゴミ同然なものも多くありますw
当然、安く入荷しないと利益が出ませんから、このゴミのようなものを
何とかしてキレイにするわけです。

デスクトップパソコンの場合は、キーボードやマウスは新品に変えるので
せいぜい本体に色あせがあったりキズがあるなぁという程度で済みます。
しかし、ノートパソコンの場合はかなり悲惨で、
キーボードの文字消えは日常茶飯事、液晶のヒンジがグラグラになっていたり、
割れていたりすることもよくあります。
正直、いくら安くても自分で使いたいパソコンだとは思えませんw
これは、仕事仲間全員言ってましたww

それでも、出来るだけお客さんに気持ちよく使って頂くために、
一生懸命クリーニングするわけです。

それでは、主にノートパソコンのクリーニング方法について書きましょう。

まず、会社や学校で使われていたものの場合、
テプラなどのシールがペタペタ貼ってあることが多いので、
シール剥がしを使ってシール跡をきれいに除去します。

次に、パソコン全体の掃除をします。
外側も大事ですが、内側にもホコリが溜まっていますから、
吸気口からエアーを吹いて、ホコリを除去します。
本当ならば、ある程度分解して掃除するのがいいのですが、
そんなことをやっていたら全く数が捌けないので、そこは妥協です。
外側は、洗剤を少しつけて、ぞうきんで拭いていきます。
最初は、マジッ○リンなんかを使っていたのですが、
マ○ペットのほうが良いとのことで、途中からマイ○ットを使うようになりましたw

次に、キーボードの掃除をします。
まず、あまりに文字消えがひどいものは、同型の機種で壊れたものから
消えたキーだけ移植します。
そして、次にキーボードの汚れをとっていきます。
長く使われていたものは、手あかがすごくついているので、
これをブラシやぞうきんなどを使って1つずつ落としていきます。
その後、キーボードの内部に溜ったほこりを除去するために、
ハケを使ってゴミを書きだし、エアーで吹き飛ばします。
ちなみに、キーボードの中に挟まっているもの1位は、ホッチキスの針ですw

最後に、液晶部分の掃除です。
最初は、液晶クリーナーを使っていたりしたのですが、
確実にキレイになる方法をご紹介。
100均でよく売っているメラミンスポンジに水をつけて、
ほどよい強さでこすり、ティッシュで拭きとります。
(枠の内部に水が入らないように注意)
これで、液晶表面がものすごくキレイになります。
お気づきの方もいるかもしれませんが、結局、表面を微妙に削っているだけなので、
古いもの以外ではやらないほうがいいですw
液晶表面に浅い傷がある場合は、水をつけない状態で
メラミンスポンジでこすると、きれいに傷がとれます。

こうして、ホコリに埋もれていたゴミ同然の汚いパソコンが
通常の中古パソコンにまでレベルアップしますw

しかし、やはり中古パソコンの状態(外見)は、あたり、はずれが多いです。
状態が細かく示されている場合は別ですが、
ネットで中古パソコンを買うのはやめたほうがいいと思いますw
次回は、OSのリカバリについて書く予定です。

パソコンも夏バテ!?延命に繋がる内部クリーニングのすすめ

8月も終わりに近づき、暦の上では秋ですが、まだまだ残暑厳しい日が続いています。 夏バテや熱中症など、暑さによる体調不良や事故は例年報道されていますので、御存知の通りかと思います。

そんな人間と同様、パソコンなどの精密機器も暑さ(熱)には非常に弱い構造となっています。

特にCPUやグラフィックボードなど、処理の中心を担うパーツは熱を持ちやすいのですが、生み出される熱が排出される熱を上回ると、正常な動作ができずに、いわゆる「熱暴走」を起こしやすい状態となります。 熱暴走が起こると保護回路が働いて急に電源が落ちたりしますが、保護回路が動かなければ最悪の場合パーツが壊れてしまうことも。

冷却ファンは空気と一緒にホコリも取り込んでしまう……!

大抵のパソコンには熱を発散させるためのヒートシンクや、外部の空気を取り込んで各パーツを冷やし、熱を排出するための冷却ファンがついているのですが、「外部の空気」と一緒に細かいホコリなども取り込んでしまいます。

高性能パーツを詰め込んだハイスペックマシンともなると、生み出される熱もかなり高くなり、それを冷やすために強力なファンで空気を取り込むような構造になっていることが多いです。

そして、空気と一緒に取り込んだホコリは少しずつパーツに沈着し、気づいたらヒートシンクや冷却ファンに大量に積もってしまていた……という状態になりやすいのですが、こうなるとホコリに熱が篭ってしまうため、冷却がままならずに熱暴走を引き起こしてしまうケースもあります。

いくら扇風機で風を送っても、ホコリによる毛皮のコートを着ているようなものですので、冷却能力はガタ落ちになるわけですね。

内部クリーニングに掃除機は危険!エアダスターをつかいましょう

「パソコンの中を掃除機で吸ったら起動しなくなった」というトラブルは、意外と多い症状です。

原因の多くは、静電気。

積もりに積もったホコリを掃除機で一掃する……のは良いのですが、実は掃除機は静電気の塊です。 ノズルがプラスチックなどで作られていますので、空気やホコリとの摩擦によって静電気が貯まっていることが多いのです。

小学生時代などに下敷きをこすり、静電気で髪の毛を逆立てて遊んだ経験は誰にでもあるかと思いますが、掃除機のノズルではそれが頻繁に起こっているというわけです。

そしてもちろん、精密機械は静電気に弱いので、人間には気づかないほどの微電流ですら、パチッと放電してしまったが最後、ショートして壊れてしまった……ということも起こり得ます。

積もったホコリを掃除するのは、圧縮空気で吹き飛ばすのがベターです

これらはホームセンターや家電量販店、PCショップなどで売られていますので(もちろんQLiCKでも取り扱っていますよ!)、入手は容易だと思います。

もちろんホコリが舞ってしまうため、風通しの良い屋外で行うのがオススメです。

エアダスターの中にはDME(ジメチルエーテル)など可燃性の非常に高いガスが使われているものもありますので、どうしても屋内でクリーニングするのであれば、窓を開放したり換気扇をつけた上で、CO2(炭酸ガス)など不可燃性ガスが使われている商品を選ぶと良いでしょう。

また内部だけでなく、外部コネクタ部分にもホコリが溜まっていることが多いので、忘れずに吹き飛ばしておきましょう。

エアダスターでも取りきれなかったガンコなホコリや汚れは、専用のクリーニングウェットティッシュや綿棒などを駆使して丁寧に拭いていけば、新品同様のピカピカにすることもできます。

ファンはもちろんヒートシンクの隙間、束ねたケーブルの間、各コネクタ部分などを細かく掃除すれば、熱暴走の危険が低下するだけでなく、冷却に余計な電力を消費せずにすむため、エコにも繋がります。

ノートパソコンの場合は分解が難しく、空気も篭りがちになるので、側面や裏面の吸排気口から念入りにエアダスターをかけるだけでも、かなりの効果があります。

暑い季節を乗り切ったパソコンを労う意味でキレイにしてあげれば、より愛着が湧いてくるかもしれませんね。

スマホのセキュリティ設定

スマホにはロックをかけよう。席において離れたり、人に貸したりするのは×

スマホの情報を守る第一歩は、 待ち受け画面にロックをかけるこ とです。 ロックには PIN コードによる ロック、パターンロック、生体認 証によるロック、また最近では特 定の機器(普段身につけているス マートウォッチなど)や、GPS に 連動して特定の場所(自宅など)で 自動的にロックと解除ができる機 能もあります。 ただ自分が明示的に指示をしな いロック解除は、うっかり端末を 無防備にすることもあるので、基 本的には何らかの動作をして解除 する方式にしましょう。そして周 りから覗かれ PINコードを覚えら れる危険性の排除や、入力の面倒 くささを省く点からは、生体認証 が有効です。 ただ生体認証にも弱点がありま す。前章で紹介したように偽の指 で指紋認証を破ったり、「知らな いうちに自分の指を使われ勝手に 認証されてしまう」こともありま す。過信しないようにしましょう。 そして各種のロック機能を設定 しても、スマホのロックを解除を したまま置いてその場所を離れた り、ロックを解除して他人に見せ たり、あるいは貸してしまったり すれば、一瞬で本体の情報を盗む ことは可能です。 スマホは持ち歩く情報の金庫だ と思って、必ず自分のそばに置き、こまめにロックをかけた状態にし ましょう。

情報漏れを防ぐ①

SNS用のアプリなどには、本体 のロックとは別にアプリ用のパス ワードを設定できるものもありま す。盗難などの際、SNSの内容を 見られたくなければ、このアプリ パスワードも設定しましょう。守 りが二重になります。一部の機種 では指紋認証をアプリのロック解 除に利用できるものもあるので、 セキュリティを向上させても日常 的な利用の妨げにはなりません。 一方攻撃する側から見ると、ス マホのロックを何らかの方法でパ スできたとしても、また別の関門 が待ち構えているわけで、手間を かけさせ侵入を諦めさせるという セオリーに則っているわけです。 なおアプリのパスワードを使う 場合は、ロック解除のパスワード と異なるものを設定しましょう。 パスワードの使い回しはセキュリ ティがないのと一緒になってしま います。パスワードは異なってこ そ意味があるのです。 スマホをロックしていても情報 漏れが発生することもあります。 たとえば自分だけで使っている ときは便利なメールの通知機能。 ロック画面にメールの内容を表示 していると、誰かと会話中や商談 中に、うっかり内部の情報を見ら れてしまったり、あるいは差出人 が分かるだけで、状況によっては 知られると問題のある情報を提供 してしまうことになります。 また同様にロック画面にメール の内容を表示していると、せっか くセキュリティ向上のために設定 した二段階認証の確認メールも見 られてしまうことがあり得ます。そうするとIDとパスワード+ロッ クのかかったスマホだけでも、「正常に」ウェブサービスのセキュリ ティをパスできてしまうわけです。

情報漏れを防ぐ②

直接スマホを盗まれる以外の情 報流出のケースには、攻撃者によ る無線 LAN を使った盗聴があり ます。スマホから無線 LAN のア クセスポイントの間の情報通信を 盗聴するわけです。これを防ぐに は通信の暗号化が重要です。 暗号化のセクションの繰り返し になりますが、無線 LAN 利用時 のチェックポイントとしては、 1. 無線通信が暗号化されてい て、かつその暗号化方式が 安全であるか。 2. きちんと暗号化されていて も、その通信を利用する「暗 号キー」が他人に漏れていた り、共用になっていないか どうか。 などがあります。 企業によって提供されている公 衆無線 LAN であれば、上記の無 線 LAN の安全性をきちんと理解 して提供する能力があるかどうか をチェックしましょう。トラブル を発生させて「謝るだけ」の企業よ り、情報漏れの芽を摘み「万全の 安全性のもとにきちんとサービス を提供する」企業の方が、はるか に優秀で信頼に足るのです。 その点をよく調べた上で利用す る公衆無線 LAN の企業を選択す るのも、重要な情報漏れの防御策 です。 次に万が一、スマホを落として しまった場合に、情報流出させな い方法も考えましょう。 まずはスマホの中身が暗号化さ れているかチェックです。古い機 種では初期状態で暗号化されてい ないことがあります。本体と記録メディアいずれも暗号化して、落 としてしまっても簡単には利用で きないようにしましょう。暗号化は本体のロックとセットとなり、 必然的にロック機能もONにする 必要があります。スマホを落としたときの次の対 策としては、リモートロック、位 置情報確認やリモートワイプ機能 を使える状態にしましょう。 iOS で は iCloud の「iPhone を 探 す」、Android で は「Android デバイスマネージャー」として、 それぞれ該当の機能があり、パソ コンや同じアカウントを紐付けた 他の端末から操作ができるように なっています。無料なので必ず試 してマスターしておきましょう。 リモートロックとは遠隔操作で スマホをロックして使えなくする 機能です。スマホの所在がわから なくなったら、なによりもまずス マホをロックしましょう。 次に「位置情報」を確認しましょ う。事前にこの機能を使ってスマ ホの位置確認ができるかどうかを 試し、確実に使えるように設定し ておきましょう。ただし子どもの 端末などの監視目的では絶対に使 わないようにしましょう。このこ との理由は後ほどご説明します。 建物の中などでは明確な場所が 特定できない場合もありますが、 現在のスマホのおおよそのありか が地図上に表示されます。 見つかった場所が、自分が訪れ た場所や、遺失物として届けられ た警察などなら連絡をして取り戻 す段取りをします。一方そうでは ない場合は、最後の手段として情 報漏れ防止のために「リモートワ イプ」機能でスマホの中身を全部 消すことも考えましょう。ただし、 リモートワイプをすると、位置情 報を取ることができなくなります ので、情報を守るための最後の手 段になります。 そして、仮にスマホが戻ってこ なくても、本体を買い直したらすぐに復旧できるように、スマホの 中身は定期的にバックアップして おきましょう。 機種によってはパソコンにスマホをつないでボタン一発指示する だけでで復元できるものもあるので、 機種選定時に調べておきましょう。

バッテリーは消耗品っ!?

メモリ効果とは
バッテリーのメモリ効果によって持続時間が短くなることがあります。種類の確認にだわったのは、ひとくちに「電池のもちが悪くなった」という場合、本当に電池の寿命なのか、それとも「メモリ効果」によって持ちが悪くなっているのかを見極めるために必須の確認だからです。

「メモリ効果」という用語をいきなりつかってしまいましたが、簡単にいうとまだ電気が残っているのに、満タンにしたく充電をすると電池はその充電を始めたところをはじめの状態とおもってそれを記憶してしまうことです。
その結果どうなるかといえば新品の電池の容量が100あったとして、たとえば、まだ60の電気が残っているときに充電を始めると電池の容量があたかも減ったかのようになり、満容量が100から40になってしまう現象です。ですから、次からは40の電気を使ったらまた充電しなければならず隠れている60の電気が使えない、すなわち「持ちが悪い」ということになります。
実際にはこのような現象はたった1回やったからメモリ効果が記憶されるのではなく「つぎ足し充電」を繰り返し々おこなったときにおきるようです。

このようなメモリ効果が電池に記憶されると電池の持ちは悪くなってしまいます。しかしメモリ効果をクリアする方法があるので、これと付き合っていくしかありません。メモリ効果をクリアする一例です。これはコンピュータによって異なります。
パソコンメーカによってその表現の用語に違いがありますが、その効果を除去する方法として、「バッテリーの初期化」とか「バッテリーのリフレッシュ」などといい、要はバッテリーを完全に放電したあとでフル充電しなおす操作をいいます。その具体的な方法はマニュアルに記載されています。

メモリ効果がなぜおきるかはバッテリーメーカでもまだ完全には解明されていません。
★★ 上表にもかきましたが、リチウムイオン電池やリチウムポリマー電池にはこのようなメモリ効果はありませんのでこのことは考える必要はありません。ただし充電回数による寿命は他のものと同様にあります。

かしこいバッテリーの使い方
いよいよ本題です。
外出など持ち運びもせず、もっぱら机の上で置きっぱなしでAC電源を使っている人は多いですが、意外にも内臓のバッテリーが無意味に寿命をちじめていることをご存知でしょうか?

この話と関連しますが、この間地元の量販店○イ○ンが初めてリサイクルショップを作ったと大々的に宣伝をしていたので、ノートパソコンの掘り出しものがないかと見にいきました。
そこにずら~っとならんでいた中古のノートパソコンでバッテリーがちゃんと動くものは1台もありませんでした。
それらはほとんどが会社でリース物件として使われていたのものでリースバックで返されたものが現状渡しで陳列されていたものでした。IBM製がほとんどした。

それらがどのように使われていたかと想像すれば、会社ですから持ち出さず机の上においた状態で電源はAC電源で、朝から夜までつけっ放しであったろうことは容易に想像されます。
リース物件ですので3年とか5年のリース期間が終了したWindows95やWindows98がほとんどでしたが、とうの昔にバッテリー寿命が尽きていたものばかりでした。会社ではたとえバッテリーが死んでいようが、抜かれて行方不明になっていようが、パソコンを使う分には全く支障はなく、問題にすらなりません。

バッテリーだけで使うことがないから、ひょっとしたら一度もバッテリーの役目を果たさず寿命が尽きていって、しかもそのことすら使用者に認識されなかったかと思うと、「バッテリーたちよ、お前たちも無念だったよなぁ」と思ったものでした。
はじめに全部抜いておけば今でも使えるものがあったはずで、第2の人生で誰かに使ってもらえていたのに・・・もったいない話です。
バッテリーは消耗品か?
「バッテリーは消耗品ですよ!!」と販売店の人は気楽にいいます。AC電源のない場所でバッテリーを使わざるを得ないなら仕方のないことですが、AC電源が有りバッテリーを使う必要のない場所で訳もわからずバッテリーを装着したままで、役に立っていないバッテリーが気が付いてみたら寿命だったなんてぇのは、くやしいじゃありませんかぁ!

メーカや販売店は売上向上になってうれしいかもしれないが、こんな意味のないことに1~2万円(リチウムイオン電池は高く3万円のものもある)ものお金をかけることに疑問をもつべきですね。!!!

バッテリーは悲しいかな代替品は売られてなく、原則そのパソコンメーカから買うしか方法がありません。言い値で買わざるをえないわけで、しかも消耗品にしては高額だとおもいませんか?

わたしもDynabookとかMebiusのノートパソコンを使っていますが、購入したときからず~っとバッテリーを抜いて使っています。外出するときだけバッテリーを挿入して使っています。付属のマニュアルを隅々まで読みましたが、バッテリーを抜けば寿命が延びるなどとはひとっことも書いていませんでした。おそらく他社のマニュアルも似たり寄ったりではないでしょうか?

東芝のノートパソコンDynabook(リチウムイオン電池仕様)のマニュアルには、はっきりとは書いてはいませんが、「バッテリーを長持ちさせるには」と言う項目で記述がありました。ちょっとましかなぁと言う程度ですが、これもこのページを読まれている人のようにバッテリーの基礎知識がないと、読んでも「なんのことかなぁ?」と記憶に残らないか、そもそも読まれることがないかもしれません。
もっと目立つように書くべきだと思います。参考までに抜粋を次表に掲載します。
メーカーは寿命というけれど
メーカーとしては素人にバッテリーの抜き差しをやられてトラブルになるより、バッテリーに犠牲になってもらって「はい、寿命です」と言った方がなにかと都合がいいのでそうしていると思うが、本当の顧客の利益を考えたら不親切な記述ですね。バッテリー3万円なんですけど・・・・。
でも、まだこんな記述があるだけましなメーカですね。

下表を要約すれば、
1.使ってないときはACアダプタをコンセントから抜くこと!
2.バッテリーを使わなければバッテリーを抜いて保存のこと!
ということです。

【iPhone】充電できない9つの原因と解決方法

今回はiPhoneの充電が突然できない状況になった時の対処方法について解説します。iPhoneが充電できなくなると、本体の故障や修理の必要性を考えてしまいますが、Lightningケーブルが断線した可能性など、本体以外の場所に原因がある場合が多々あります。
当記事を2015年5月に公開した頃から、多くの読者の方に「解決できた」とコメントやメールで多く頂いており、これまでに解決した事例が多い順に、原因と対処方法を詳しく解説していきます。
iPhoneが充電出来ない問題は再起動で改善することが多い
iPhoneにLightningケーブル(充電器)を接続しても、突然充電されなくなってしまった時は、iPhoneのソフトウェアに問題が生じていることが多く、ほとんどの場合はiPhoneを再起動する事で改善することが多いです。当記事を見てくださった方々からも、再起動で直ったとのご報告が目立ちます。
iPhoneを再起動するには、iPhone側面の電源/スリープボタンを長押しして、スライドで電源オフを横にスライドし電源をオフにし、画面が完全に消灯したら再び電源/スリープボタンを長押しして電源をオンにしてください。
※ スリープボタンとホームボタン(iPhone7以降はスリープボタンとボリューム小ボタン)を同時押しで再起動する「ソフトリセット」ではありません。
画面が暗転している場合は完全放電が原因である可能性
iPhoneにLightningケーブル(充電器)を接続しても、画面が一切点灯(暗転/ブラックアウト)しない場合は、iPhoneが完全放電(バッテリー残量が0%)している可能性が考えられます。
完全放電してしまっている場合は、iPhoneを電源に接続して10分程度待ち、iPhoneが復旧しないか確認してください。
OA(電源)タップを使用している場合は使用を中止する
iPhoneをOAタップ(タコ足)にACアダプタを接続して充電をしている場合は、一度OAタップの使用を中止して、異なるOAタップ、或いは壁面のコンセントに直接接続して、充電がされないか確認してください。
もし異なる電源から充電ができた場合は、OAタップの故障が考えられるので、OAタップの買い替えをする必要があります。なお買い換える際には、100円ショップで購入できるような安価なOAタップは、物によっては電圧が不安定なものもあるので、可能な限り避けるようにした方が良いです。
ACアダプタを挿すコンセントの差込口を変更する
壁面コンセントにiPhoneのACアダプタを直接接続している場合は、別の壁面にあるコンセントに接続することで、充電されないか確認してみてください。
もし別の壁面コンセントで充電できる場合は、壁面コンセント側に問題がある可能性があるので、賃貸であれば管理会社、持ち家であれば設備屋に点検をお願いすると良いかと思います。
Lightningケーブルが断線していないか確認する
PhoneのLightningケーブル(充電器)は、ケーブルの被膜や根本が非常に脆く、一般的に考えられる範囲で使っていたとしても、断線するケースは珍しくありません。もしケーブルの根本が折れ曲がっていたり、被膜に破れがあるようであれば、別のLightningケーブルで充電出来ないかお試しください。
また商品パッケージに「MFi認証」のロゴ(Made for iPhone)が記載されていない、安価なLightningケーブルを使用している場合は、iOSのアップデートによって動作しないなる場合もあるので、買い換える際には純正あるいはMFi認証のロゴがあるLightningケーブルを購入するようにしてください。
ACアダプタの故障・錆などを確認する
iPhoneのACアダプタ自体が故障するのは稀ですが、保管状況によってはプラグ部分が錆びてしまったり、内部が劣化してしまい充電できなくなる場合も考えられます。またMFi認証がされていない、非正規のACアダプタを使用している場合は、iOSアップデートにより使用出来なくなっている可能性も考えられます。
もし「ACアダプタに腐食がみられる」「非純正の格安ACアダプタを使用している」といった場合であれば、純正のACアダプタで充電が出来ないか試してみてください。
PCで接続しているUSBポートを変更する・使用を中断する
パソコンのUSBポートにLightningケーブルを接続し、iPhoneの充電をしている場合は、異なるUSBポートに接続して充電されないか試してみてください。
iPhoneを充電するには一定の電力量が必要なので、パソコンのUSBポートに十分な電力が流れていない場合や、バスパワータイプ(電源を必要としない)USBハブをお使いの場合は、セルフパワー(電源を必要とする)USBハブに買い換える必要があります。
iPhoneの初期化・復元を試してみる
これまでに解説した手順を試しても状況が改善しない場合は、iOSに不具合が生じている可能性も考えられるので、iPhoneをバックアップした後に初期化・復元を行ってください。
Phoneの故障の可能性が考えられる場合はAppleサポートに連絡する

これまでに解説した対処方法を試しても改善せず、尚且つiPhoneの初期化と復元を行っても状況が改善しない場合は、iPhone自体が故障している可能性(Lightning端子の故障やバッテリーの故障)も考えられるため、Appleサポートに「充電できない旨」を伝えてください。
恐らく電話口で初期化や復元、Lightningケーブル云々の故障が無いか確認するよう案内されるかと思いますが、これまでに行った対処方法を伝えることで、不必要な案内を避けることができ、スムーズに修理交換や診断テスト等の案内を受けることができるかと思います。
Lightningケーブルは純正よりも高耐久のサードパーティ製がおすすめ

もしLightningケーブルの断線などによって、iPhoneの充電ができなくなったのであれば、純正のLightningケーブルは避けて、MFi認証(Apple公認)を受けているサードパーティ製の高耐久Lightningケーブルに買い換えることをお勧めします。
高耐久Lightningケーブルは様々なメーカーから発売されていますが、6,000回以上の折り曲げ試験を耐え、18ヶ月保証が付帯しているAnker社の製品がおすすめです。私も好んで使っており、デスク用とベッド(枕元)用で2本常備しています。

ノートパソコン上手に使っていますか? 

バッテリーは経年変化と充放電を繰り返すことによる劣化もあり、「一筋縄ではいかないなぁ」というのが実感です。
しかし、そんなことを言っていても何も得るものがないので、ここでは試行錯誤とバッテリーメーカなどの情報を元にして、賢い使い方を考えてみます。以下の記述はこれまでの経験と集めた情報で構成されています。正確さを期していますが、思い違いや、間違いがあるやもしれません。
そもそもノートパソコンメーカはバッテリを抜いて使うという前提ではおりません。そしてそれらメーカの前提を否定するものではありませんが、しかし、利用者に立って賢くパソコンを使う方法があるだろう?という主旨で書いているページです。
★ご注意★
 実際にやろうとすると煩雑だったりして満充電のまま抜いて内部フューズが切れてパーになったり、逆に抜きっぱなしで忘れてしまいバッテリが過放電して劣化してしまうことが想定されますので、これら2つの重要ポイントとバッテリの仕組みが理解できたうえでやってみようとする人だけがトライしてみてください。
どなた様のパソコンにも例外なしに適合するものでもありませんので、いちどメーカに問い合わされるのが最善と考えます。そのときに下記のような知識、情報をインプットされてメーカの技術が分かる人にお尋ねください。少なくともYes,Noの返事はもらえるはずです。ダメならその理由も明確に教えてもらえると思います。
1.バッテリを外して大丈夫!?

こんなメールをいただくことがあります。

バッテリーを実質使ってなければ、外して保存が原則 
もちろんすべてのノートパソコンに当てはまるわけではありませんので、念のためメーカにはご確認ください。

市販されているパソコンにはノート型とデスクトップ型の大きく分けて2種類あります。バッテリといえば、どんなメーカのどんな型のパソコンにも例外なく入っている時計を動かす小さな電池(通常はボタン電池)が一個はいっています。このバッテリは抜くことはできません。
その他に、ノート型にはバッテリパックという単三電池のような小さな電池が何本も束ねてあるバッテリがあります。これはAC100V電源が無くても使えるようにバッテリパックから電源の供給を受けれるようにしている仕掛けです。
他方、デスクトップ型パソコンにはそのバッテリパックに相当する仕掛けはありません。常時AC100V電源が使えることを前提に作られていて電気が来ないときのことは一切考えられていません。

なにをいいたいかといえば、コンピュータの仕組みにとっては安定な電源を供給してくれるものならば、バッテリであろうが、AC電源であろうが、風力発電でも、太陽光発電でも、燃料電池でも、・・・なんだってかまわないのです。
そこでノートパソコンの仕組みを見ると、私がこれまで見たパソコンではバッテリを外しても特に問題がないものでした。

というのも、もしバッテリパックを付け忘れて、AC電源でスイッチを入れたらパソコンが壊れてしまうような設計をしていたら故障品の山が戻ってくるでしょう。人というのは注意書きとかは見ずにスイッチを入れるものだからです。
ですから、メーカとしてはどんな使われ方をされようとも簡単にこわれるパソコンを出したらクレームの嵐に遭うのはわかっているので、そこはあらゆる想定を考えて安全なようにつくるものです。
こういう背景がありますが、それでも念のためメーカにお尋ねください。
2.バッテリのメリット

・・・・不意の停電に威力を発揮する

通常、 バッテリーを使おうが使わまいが、バッテリーが刺さっているだけで不意の停電には見事に役割を果たしてくれます。
これがメリットになるでしょう。しかし、雷と電力会社の事故を除いて、日本の電力事情で瞬間でも停電になることは年間を通しても限りなくゼロと言えます。東京電力の停電危機が昨年はありましたが、これは例外と言えます・・・・
その前提では、いつも机の上で置きっぱなしで使っているノートパソコンにバッテリーが刺さっているメリットはなく、むしろバッテリ自体にとってはデメリットになると考えています。

我が家のノートパソコンも世代を交代してきていますが、Dynabook、Mebuis2代目、Muramasa、もう何年になるでしょうか、バッテリーは刺さっていません。
3.デメリットってなに?

形だけバッテリが刺さっていても、バッテリーが劣化しきっているとか、そもそも不良のバッテリーがパソコンに装着されているだけでは本来のバッテリの役目は期待できません。
ところが長年バッテリーを刺しっぱなしで、かつ何も意識しないでいると、劣化しきっていることも気がつかないことが往々にしてあります。

これをチェックするのは簡単です。
いったんパソコンの電源を切って、電源アダプタのプラグをパソコン側から抜きます。つぎに、パソコンの電源スイッチを入れます。ここでパソコンが立ち上がってこないか、途中で切れたら、バッテリーが知らない間に劣化していたか、メモリ効果(ニッカド系バッテリー)でフル充電出来ないか、はたまたバッテリ内部ヒューズがとんでバッテリパックが故障している状況などが考えられます。ちゃんと立ち上がってきたら、バッテリーの充電状況を数字で確認できれば有る程度の目安が付きます。
直前まで連続して使っていた訳ですから、すくなくともその数値が70%以上、もっとあるはずです。
4.バッテリーの面倒をみるのは忘れがち

 ・・・数ヶ月に一度は充電を!過放電は電池寿命を縮めるので!!
バッテリを外す事がいいことばかりではありません。
バッテリーをはずして数ヶ月も放置していて、いざバッテリーを使おうとしたら自己放電していて充電に手間取り、外出に間に合わずあわを食った失敗談がありました。
また、放置しっぱなしで1年も過ぎると自己放電して電池が空っぽになり、次に フル充電できなくなる ことがあるので、かならず数ヶ月に一度、少なくとも半年に一回は充電してください。

バッテリを外して管理していくことはいそがしい日々の仕事・生活では忘れ去られる傾向とは思いますが、バッテリをダメにしないためにくれぐれも時々思い出して充電して使ってください。
5.バッテリーには種類がある

ひとくちにバッテリーといってもノートパソコンに使われるバッテリーの種類はいろいろあります。
そこで、実際に使われている種類をまず確かめましょう。

調べ方ですが、
1.製品カタログの仕様欄 (電気店に置かれているパンフレットで、最後のページの電源の項目あたり)
2.取扱説明書 (記述があるかと調べたが私のパソコンのマニュアルには書かれていない)
3.電池を抜いて説明書きを見る (これが一番早く確実にわかるでしょう。セルを作っているバッテリーメーカー名、種類、電圧、容量、注意書きなど)。 ただし、英語でかいてある場合もあるので、見にくいかもしれません。
4.パソコンメーカに聞く 
これらの内のどれかでしょうから、まず先にバッテリーの種類を確認してください。というのはバッテリーの種類によって使い方が違ってくるからです。

日ごろの注意でパソコンの寿命を延ばす

年末に向けて大掃除の時期がやってきました。普段はあまり見ることのないパソコンの背面などを見て「随分とホコリがたまっているなぁ」「パソコンの裏って、結構熱があるんだなぁ」と思った方はいらっしゃいませんか?
パソコンは内部の熱をファンで外に逃がしているため、ある程度の熱は当然なのですが、排気口がホコリなどでふさがれていると、熱が中にこもって故障の原因となります。

このように、故障や劣化の原因は、ちょっとしたところに潜んでいたりします。 今回も前回に引き続き、パソコンの寿命を延ばすために普段気をつけたいことをご紹介したいと思います。 大掃除のついでに、対応できそうなところはしてみてはいかがでしょうか。
端子の破損に注意
USB端子やSDカードスロット、ノートパソコンのACアダプターの差し込み口は、物理的に破損しやすい部分です。
破損理由で多いのが「USB機器やSDカードを、裏表逆に無理矢理押し込んでしまったため」だそうです。 差し込み時には向きを確認し、引っかかりを感じた時は無理をせずに再度確認をしてください。

ノートパソコンのACアダプターは、足に引っ掛けないように注意。差し込み口が破損するというより、ノートパソコンの落下が心配です。延長ケーブルなどで、長さに余裕をもたせておく方がいいでしょう。
【↑】色々な端子。
USB端子の場合、中のベロ状の部分が折れてしまうことが多いそうです。
バッテリーの扱いに注意
何よりも「寿命」を感じるのがノートパソコンのバッテリーかもしれません。
そもそもバッテリーは消耗品扱い。充電容量が段々減っていくのは仕方のないことです。 でも、使い方に気を付ければ、劣化のスピードを遅らせることはできます。

バッテリーの大敵は、満充電・過放電、そして熱。
ACアダプターを接続したままノートパソコンを使用すると、満充電の状態となります。 「バッテリーではほとんど使わず、ACアダプターをつなげて使用しているのに、バッテリー容量が減るのが早い」 と思われている方もいらっしゃるかと思いますが、かえって劣化につながる使い方だったのです。
主にACアダプターを使って使用している方は、バッテリーを外した状態で使用するといいでしょう。 ただ、バッテリーを長期間放置しておくと、今度は過放電につながります。 バッテリーを外して保管しておく際は、半分程度充電した状態にしておくのが一番良いそうです。 自然放電されてしまうので、2ヶ月に一度くらい、再充電しておきましょう。 熱に弱いので、温度の低いところで保管しましょう。
【↑】バッテリー容量は大抵画面右下に電池のマークで表示されています。
電池マークの上にマウスをポイントして残量を確認するタイプの表示もあります。
セキュリティソフトは忘れずに
ハードウェア周りだけでなく、ソフトウェア周りにも注意は必要です。 特に、セキュリティソフト(ウィルス対策ソフト)を導入しておくことは、もはや常識。
ただし「導入したから安心」と放っておいては片手落ちです。

パターンファイルの更新は自動で行われていることが多いのですが、セキュリティソフトそのもののバージョンアップがあった場合は、 手動で更新しなければならない場合があります。(使用しているソフトウェアによります)
バージョンアップをしないと、パターンファイルも最新のものを取得できないことがありますので、注意が必要です。 また、契約期間の更新も、自発的に行わなければならないことがほとんどです。 契約更新をしないと、パターンファイルの更新ができなくなり、最新のウィルスに対応できなくなります。
バージョンアップや契約更新に関するメッセージやメールを見落とさないよう、手続きを怠らないよう、気をつけましょう。

その他、セキュリティ上の不具合や様々な問題を補修してくれるWindows Updateも忘れないようにしましょう。
(適用や運用については社内のコンピュータ管理者にお問い合わせください)