スマホ等の電池パック、あなたは膨らんだまま使っていませんか?

スマートフォン(以下、「スマホ」)の普及に伴いスマホ関連の発熱や焼損に関する事故が発生しています。

特に、ネットサーフィン、ゲームアプリ等の利用によりスマホを長時間利用する機会が増えている方も多いと思います。使用前に取扱説明書を確認するなど、取扱いの注意を正しく守って事故を未然に防止することが重要です。

独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下「NITE」)によると、平成22年度~平成26年度の5年間でスマホやスマホ以外の携帯電話機、タブレット型端末やそれらの周辺機の事故が合計239件発生しています。

例えば、スマホを肌に長時間触れたまま使用して低温やけど、スマホに衝撃を与えたことで電池パックが変形し発熱といった事故があがっており、「スマホに内蔵されている電池パック(※1)及びモバイルバッテリー(以下「電池パック等」)」に関する事故が、80件発生しています。

特にスマホ関連の事故では、電池パック等の事故は52件が拡大被害に至っているケースがあり、その内24件が火災を伴っており、火災を伴っていない事故でも、ケースの溶融や周辺の焼損を伴っています。   
【注意事項】

1.膨らんだ電池パックは交換する
スマホを長期間使用していると、電池パックの内部が劣化して、電池パックが膨らむことがあります。

電池パックが膨らんだ場合は、使用を継続せずに交換してください。

そのまま充放電を繰り返すと内部の劣化が進行し、発煙・発火に至るおそれがあります

2.熱くなった本体に長時間触れない
スマホや携帯電話機を長時間使用したり、充電しながら使用していると本体が熱くなることがあります。

熱くなった本体に長時間触れていると低温やけどになるおそれがあるため注意が必要です。特に、就寝時にスマホを使用してそのまま寝てしまい、肌に長時間触れて低温やけどを負ったという事故も発生しているため、就寝時のスマホの使用には十分に気をつけてください。

3.衝撃を加えない
スマホ等に衝撃を与えないでください。

外部からの衝撃で電池パックが変形して、内部の電極がショートし、破裂・発火に至るおそれがあるため注意が必要です。

4.リコール対象製品を使用しない
スマホ関連の事故では、リコール対象製品による事故も多く発生しています。特に電池パック等の事故は、80件中24件がリコール対象製品によるもので、そのうち9件が火災に至っています。

リコール実施後においても10件の事故が発生していますので、お持ちの製品がリコール対象製品でないか、リコール情報(※2)リスト(平成28年4月現在) (PDF形式:72.7KB)PDFリンク 新しいウィンドウで開きますによりご確認ください。

スマホを便利に電源管理編

今から5年ほど前、フィーチャーフォン(俗にいうガラケー)からスマートフォンへ乗り換えたとき、操作感の違いに衝撃を受けました。
 当初は文字入力すらおぼつかなかった私も、すっかり日常生活に欠かせないツールとして、スマートフォンを愛用しています。
 そんな私が、スマートフォンを使用していく中で「これは便利だ!」と思ったアプリや機能をご紹介していきます。尚、こちらはAndroidユーザー向けとなります。
■もう電池切れ?
 スマートフォンはとても便利なツールですが、フィーチャーフォンを使用していた時と比較すると電池の持ちが悪く、半日も持たないこともありました。
 みなさんも「もう電池切れ?」と思ったことがあるのではないでしょうか?
 今回はスマートフォンを快適に使うための電源管理術をご紹介します。

■なぜスマートフォンは電池の持ちが悪いのか?
 スマートフォンは、その多機能化に伴い、CPU(人間の体に例えると脳にあたる部品)が高性能化したため、電力消費量や発熱量が多くなります。

★ミニコラム:スマートフォンの発熱について
 発熱は、バッテリーとCPUに起因します。
 バッテリーの大容量化に加え、パソコンと異なり小さな筐体の中に高性能のCPUを格納するため、冷却が追い付かなくなります。
 「熱い!! 充電式カイロか!?」と感じるのはこのためです。
 しかし、電源管理でスマホの負担を軽減し、発熱を抑えることができます。

■対策1:使用しない機能はOFFにする
 スマートフォンはスリープ状態でも、バックグラウンドで不要な処理をしていることがあります。
 使用しない機能やアプリをOFFにして、バッテリーの節電をしましょう!
 例として下記のことがあります。
 ・Wi-Fi (使用しないときにONになっていると電波を探して電力を消費します)
 ・自動同期 (グーグルアカウントの同期をしている)
 ・アプリ使用後は、ホームアプリを長押しするなどして、アプリを終了する

■対策2:画面の明るさを調整する
 利用シーンに合わせて画面の明るさを調整します。(暗い場所ならバックライトも暗めにし、太陽光が当たる場所では明るくする)
 機種によっては、明るさを自動調節する機能もあります。

■対策3:再起動する
 アプリの誤動作やキャッシュが貯まることでバッテリーを消費している場合があります。
 再起動することで、スマートフォンがリフレッシュされ、バッテリー消費が改善される場合があります。

■対策4:パワーセーブモードにする
 Android5.0以上であれば、パワーセーブモードを利用できます。
 パワーセーブモードとはバッテリー充電量が一定値を切ったときに、機能が制限されたり、バックライトの明るさを抑えるといったものです。

■対策5:電源管理アプリを使用する
 電源管理アプリを使用することで、最適化やキャッシュの削除などバッテリー消費の原因を取り除いたり、「あと何時間で電池切れとなるか」「どのアプリの電力消費が多いか」など電池の消費を分析する機能を利用できます。
 ※電源管理アプリをいくつもインストールすると、バッテリー効率が悪くなるのでご注意ください。

【事故注意!】まだまだあぶない! スマホの使い方

いまやスマホはわたしたちの生活のパートナーのような存在といえますよね。でも、あまりにも身近な存在すぎて、気付かないうちに扱いが雑になっていたり、こんな「あぶない使い方」をしちゃっている人、いませんか?

発熱注意! ながら充電
スマホを充電しながら動画鑑賞。気付いたら寝ちゃってた! そんな経験ありませんか? スマホの長時間使用や充電中は、温度が高くなることがあるから注意が必要です。大ちゃん、変な寝方をして長時間肌に触れていると、低温やけどになっちゃうこともあるから気をつけて!

おしり注意! ポケットスマホ
あらあら、将棋の対局中なのに、大ちゃんはパツンパツンになったおしりのポケットが気になって集中できません。スマホをパンツのポケットに入れたまま座ったりしゃがんだりして強い圧力が加わると、スマホが破損したり、内蔵電池が変形し破壊・発煙・発火に至る場合もあるんです。座るときにはポケットからスマホを出すようにしましょうね。

やめて! コードを引っぱらないでー!
ウーたんがスマホに興味津々なのはわかるけど、そんな遊び方しちゃダメ! 充電ケーブルを引っぱったり、無理な負荷がかかると、充電コネクタが破損、変形するおそれがあります。場合によってはコネクタ部分が発熱、発煙して、触れたときにやけどをすることがありますよ!

気をつけて! 水濡れ充電
ついついやってしまいがちなのが、SNSや動画を見ながらの食器洗いや洗顔。たとえ防水機能つきでも、充電中のスマホを濡れているシンクや洗面台に置くのは、あぶないから注意。スマホやスマホの充電端子に水やジュースが付着したら、充電端子についた水分をしっかり拭いてから充電してね!

ダメ、ゼッタイ! 風呂場充電
マホを充電しながらの入浴は、絶対にダメ! 濡れないように半身浴にしても絶対にダメ! 防水機能つきのスマホでも、充電中は絶対にダメ! 万が一、充電コードが浴槽に落ちたら、スマホの故障だけではなく、感電する可能性もありますよ!

スマホや充電器(ACアダプタ)が水分等で濡れたまま充電する「水濡れ充電」は、充電中に充電端子が発熱したり、焦げたりする事象が発生していて、とても危険な行為です。たとえ防水機能つきのスマホであっても、充電端子が濡れていたら事故につながる可能性があります。必ずスマホ全体を乾かしてから、充電を行うようにしてくださいね。

また、スマホの充電端子に異物が入っていたり、microUSBを正しく接続しないことで、ショートのような状態になり、発熱・損傷するといったケースも報告されています。充電を安全に行うには、スマホの充電端子にmicroUSBを正しく接続することが重要なんです

あぶなくない! microUSB端子の接続方法
2015年の5月、モバイルコンピューティングを普及促進することを目的とし、KDDIも参加している「MCPC」(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)では、こうした充電中の事故の発生を受けて、安全充電啓発ロゴ・キャッチフレーズを新設しました。

2016年8月には、より安心・安全な充電機器の普及を目指し、「モバイル充電安全認証」制度を開始。「MCPC」が規定する安全試験に合格した製品には以下のマークが付けられます。
スマホを充電するときについやってしまいがちな行動に、どんな危険がひそんでいるのかを知っておくことで、充電中の事故や故障はぐっと減ります。また、正しい製品を正しく使用していれば、充電による事故は防げます。このマークを見たら正しい充電方法を思い出して、あぶない充電とは「さらば」してくださいね。
スマートフォンは、使い方によっては発煙・発火やけがなどにつながる恐れがあります。利用者の皆さまに安全にお使い頂くための注意事項をご紹介しています。ご使用になる前に、製品の取扱説明書等に記載されている注意書きを必ずお読みください。

※記事ではスマートフォンの例をご紹介しておりますが、タブレットやモバイルルーターなど、ほかのモバイル機器についても同様となります。

auの下取りプログラムを徹底解説!最新スマホへお得に買い替え

新しいスマートフォンへの買い換えを、お得にできるものとして「下取り」という方法があります。今まで自分が使っていたスマートフォンを下取りに出して新しいスマートフォンの価格を割引にできる方法です。

今回は下取りの中でも、お買い得度が高く人気のauの「下取りプログラム」について解説していきます。
auの「下取りプログラム」って、どんなもの?
スマートフォンの買い換えの際の「下取り」といっても、様々な方法があります。
例えば、あらかじめ使っていたスマートフォンを中古買い取り店へ売り、それで得た下取り代金を次の機種の購入に充当するのも「下取り」です。

auが実施する「下取りプログラム」は、一般的な下取りとは何が違うのでしょうか?大きな違いとして、下取り額が一定額を保証されています。

例えば、iPhone 6を下取りに出した際、多少の落下痕や使用感があっても「27,000円」で下取りを行ってくれます。
もし、これが通常の中古買い取り店であれば「小傷で-500円」「落下痕で下取り額から20%減」など、下取りに出すスマートフォンの状態に応じ下取り金額が減額されていきますが、auの下取りプログラムではそれがありません。

また、auの下取りプログラムは機種変更を対象とした「下取りプログラム」と、他社からののりかえを対象とした「下取りプログラム(乗りかえ)」の2種類があります。

機種変更を対象とした「下取りプログラム」
機種変更を対象とした「下取りプログラム」ですが、こちらは下取りに出した場合、下取り端末代金が「au WALLETポイント」として還元されます。

Au WALLET ポイントは機種購入時の割引に使える他、au WALLET カードへチャージして買い物に使うこともできれば、auショップやau online shopで付属品やケース、フィルムといったアクセサリや周辺機器代の購入に利用したり、auかんたん決済が使えるオンラインサイトでの支払いに利用するといったことが可能です。

また、今使っている機種を下取りに出すタイミングは後日でもOK。データ移行を済ませてから、auショップへの持ち込みや郵送での下取りが可能になっている点も見逃せないポイントです。

他社から乗り換え(MNP)を対象とした「下取りプログラム(乗り換え)」
NTTドコモやSoftBank、格安SIM各社からauに乗り換えを行う際、それまで利用していた携帯電話・スマートフォンを下取りしてくれるキャンペーンが「下取りプログラム(乗り換え)」です。
機種変更の「下取りプログラム」と名称をわざわざ分けている通り、下取りした後の仕組みが変わってきます。下記の2択から選ぶことが可能になっています。
1.下取りした携帯電話・スマートフォンの機種代金を、新しい機種の購入代金に充当しその場で値引きをする
2. 下取りした携帯電話・スマートフォンの機種代金を、24ヶ月間の月額料金の割引に充当する
また「下取りプログラム(乗りかえ)」は機種変更とは違い、後日の下取りができません。
その場で下取りに出すことが条件になっているため、あらかじめデータのバックアップなどを取ってから乗り換えの手続きを行うようにしましょう。

なお、例外としてau online shopで購入した場合、乗り換えの場合の下取りも郵送となり、下取り代金の還元方法は機種変更同様のau WALLLET ポイントでの還元となる点には注意が必要です。
自分のスマホはいくらになる?下取り額をチェック
いざ下取りに出そう!と思ったとき、実際に自分の使っている携帯電話・スマートフォンがいくらで下取りしてもらえるかは最も気になる部分です。

そこでチェックしたいのが、au公式サイトの下取りプログラムの各ページ。下取り額は定期的に変更されているため、実際に新しい機種を購入する前に一度確認するのがオススメです。
ここで注意したいのが、機種変更の場合と乗り換えの場合の下取り額の違いです。
発売から二年が経過し、そろそろ買い換えタイミングという人も多いであろう「iPhone 6」を一例にあげると、
上記の通り、約3,000円ほど違ってきます。また、auのXperia Z3とNTTドコモのXperia Z3の場合は、
iPhone、Androidの違いはもちろん、同じシリーズでも発売時期がわずかに違うだけでも下取り金額は変わります。そして、上記のように機種変更と乗り換えで、同じ世代の機種であっても大幅に金額の違うものもあるため、下取り価格はあらかじめ間違えぬようチェックをしておきましょう。

「電池切れ」の不安解消 携帯バッテリー選びの新常識

スマートフォン(スマホ)やタブレット、ノートパソコンといった携帯端末はバッテリーで駆動する。外出先でバッテリーの残量がなくなって困ったり、バッテリー切れにならないかヒヤヒヤした経験をしたりしたことがある読者も多いだろう。そんな事態を回避できるツールが携帯型の「モバイルバッテリー」だ。最近では、身近な存在になりつつあるが、スマホに搭載されるバッテリーは年々大容量化しているし、タブレットも普及してきた。これによって、モバイルバッテリーの製品選びのポイントは変わりつつある。今回はモバイルバッテリー選びに関する疑問に答える。
モバイルバッテリーの容量は100%フルに使えるのか

 モバイルバッテリー選びで、まず見極めたいのが「容量」だ。各製品とも「mAh(ミリアンペア時)」で明記している。問題は、スペック上の容量と実際に利用できる容量に差があること。出力時に電圧を変換したり、過充電防止など動作を制御するチップを動かすために電力をロスする。実容量は、スペックの6~7割と考えたい
また「スマートフォン○回分充電可能」という表示にも注意しよう。試算に使われるのはバッテリー容量が1500mAh程度のスマホだからだ
最近は、3000 mAh前後が主流になっている。充電回数を目安にしたいなら、自分のスマホのバッテリー容量を調べて、適切な容量の製品を選ぼう。
モバイルバッテリーでタブレットを充電できるか

 スマホとタブレットでは、充電に必要な出力(アンペア)が違う。スマホは1A程度、タブレットでも使うなら2.1A以上出力できる製品を選びたい
特に注意したいのは、1端子ごとの最大出力だ。複数の端子がある製品では、出力値に2端子の合計値を記している製品もある。最大2.1A以上で出力できる端子が、1つ以上あることを確認しよう
モバイルバッテリーの寿命はどのくらいか

 モバイルバッテリーは、充電を繰り返すことで蓄えられる容量が徐々に減っていく。充電回数は、一般的な製品で500回程度だ。最近は、ソニーやパナソニックの製品などで1000回から最大2500回まで繰り返して使える製品も登場した
充電回数の上限を超えても、完全に使えなくなるわけではないが、長く安心して使いたいなら寿命や保証期間も考慮して選ぶとよい。
モバイルバッテリーの充電時間は?

 モバイルバッテリーは、ACアダプター、またはパソコンのUSB端子から充電する。それぞれ充電時間に差がある。ACアダプターは出力が高いため、USB端子に比べて充電時間が短くなる。容量10400mAhのエレコム製品では、充電時間は3倍以上も違う
もし、製品にACアダプターが付属していなかった場合、高出力のUSB充電器を利用して充電時間を短くする方法もある(モバイルバッテリーが0.5A以上の入力電流で充電できる場合)。
モバイルバッテリーはどこで買えるのか

 モバイルバッテリーは、メーカーによって販売先が変わる。家電量販店とネット、どちらでも買える大手メーカーと、オンラインショップを中心に販売する新興メーカーに分かれるためだ。前者はパナソニックやソニー、日立マクセル、バッファロー、エレコムなど。後者はアンカー・ジャパン(ANKER)やティ・アール・エイ(cheero)、ルックイーストなどがある。

 ここ数年、人気となっているのが後者の新興メーカー.流通コストを抑えることなどで、低価格ながら大容量・高出力の製品を販売している。人気のほどは、Amazon.co.jpの販売ランキング、モバイルバッテリー部門でトップ10の大半を新興メーカーが占めることからもうかがえる。
以下では、大手メーカー(水色)と新興メーカー(灰色)の製品で色分けしているので選択時の参考にしてほしい。

 一方、家電量販店で購入できる大手メーカーの製品にもメリットはある。それは、製品のサイズや重さを購入前に実際に手に取ってチェックできる点。薄型製品やケーブル収納、AC充電器としても使えるなど、特徴のある製品が多いのも魅力だ。

 なおアンカー・ジャパンは「家電量販店経由の販売も検討中」とのこと。今後は、新興メーカーの製品も量販店の店頭で購入できるようになっていきそうだ。
充電以外にも使える「多目的バッテリー」はどんなもの

 出張や旅行など、少しでも荷物を減らしたいとき、ズシリと重いモバイルバッテリーを複数持つのは大変。そこで検討したいのが、モバイルバッテリーにも使えるグッズだ。例えばアイ・オー・データ機器の「WFS-SR01」。

 2600mAhのバッテリーを搭載した小型の無線LANルーターだ。旅行時は、ホテルの客室のあるLAN端子とつなぎ、タブレットなどをインターネットに接続するのに使える。さらに、SDカードリーダーも搭載。デジカメ写真を無線LAN経由でパソコンやスマホなどに取り込める。

 変わり種では、サンコーが販売するひげそり兼用のモバイルバッテリーや、手回し充電も可能な米ゴール・ゼロの懐中電灯などもある。後者は災害時など緊急用の充電器としても利用できる。
海外旅行でモバイルバッテリー使えるのか

 航空機に搭乗する際、モバイルバッテリーはどこにしまっておけばよいか。一般に、モバイルバッテリーのようなリチウムイオン電池は危険物と見なされる。このため、持ち込みには明確な規定が定められている。

 モバイルバッテリーは、リチウムイオン電池を搭載した電子機器の区分の中で「予備電池」に区分され、持ち込めるか否かは、「ワット時定格量(Wh)」で決まる。制限がないのは100Wh以下のものだけ。100Whを超え、160Wh以下のものは最大2個、160Whを超える大容量バッテリーは持ち込み不可となる。注意したいのは手荷物としての持ち込みのみで、預ける荷物の中には入れておけないという点だ

「モバイルバッテリー」は、これから不足する

iPhoneが登場して10年が経ち、スマートフォンは携帯電話に取って代わった。コミュニケーション以外のさまざまなこと、たとえば写真やビデオの撮影、タクシー配車、健康管理などをスマートフォンで行うのが当たり前になっている。その結果として、スマートフォンが手元で稼働し続けていなければならず、われわれが気遣わなければならないことも増えた。

通信量の上限が決められているのであれば、毎月月末まで、その通信量を使い切らないように管理する必要がある。そしてバッテリーは、少なくともわれわれが起きて活動している時間帯は、残量を管理し、端末が使える状態にしておかなければならない。
デバイスの性能や価値を左右する

2016年のニュースを振り返ると、バッテリーはしばしば、その中心にあった。

サムスン電子「GALAXY Note 7」はバッテリーから発火する事故が相次ぎ、端末は販売停止となった。また、アップルの新型MacBook Proは、バッテリー持続時間を理由に、消費者団体が発行する『Consumer Report』誌で発売当初、推奨を受けることができなかった。

われわれは、スマートフォンやノートパソコン、デジタルカメラや電気自動車に至るまで、バッテリーに囲まれて生活している。そのため、バッテリーはデバイスの性能や価値を判断する重要な材料となっている。

他方、バッテリーを充電したり、外部バッテリーを持ち出して出先で充電する需要は高まる一方だ。そうしたビジネスの中心にいる企業であるアンカーで日本代表を務める井戸義経氏に、2016年、そして2017年以降のモバイルバッテリーを中心としたビジネスについて、話を聞いた。
外資系の大手証券会社のキャリアから、自分の手でもの作りに携わりたいと、30歳を期に転身したアンカージャパンの井戸氏。アンカーは、2016年には家電ブランド「eufy」(ユーフィー)を立ち上げるなど、スマートフォンの周辺機器からブランドを飛躍させている。中でも日本は、成長率が非常に高い重要な市場だ。

「これまで、コネクテッド(インターネット接続可能な機器)ではないものを作り続けてきたメーカーです。今後の成長分野であるコネクテッド分野への参入を、昨年、果たしました。掃除機やアロマデフューザーなどをラインナップしながら、価格競争力と、便利さ、たとえばAmazon Echo(エコー)の人工知能Alexa(アレクサ)と連携するなどのスマートさを、身近に広めていきたい」

アンカーは2009年、グーグルの検索エンジニアのスティーブン・ヤン氏(現アンカーCEO)らが立ち上げたスマホ周辺機器のメーカーで、本社はシリコンバレーのサンタクララやシアトルに拠点を有する。しかし開発の本拠地は中国の深センだ。

最近、組織構造の変革を行ったと語る井戸氏。250人の製品開発者は、製品カテゴリーごとに配置され、企画、研究開発、マーケティングの担当が属しているという。

たとえば今回のように、新たに家電ラインを立ち上げる場合、メンバーを社内外から集め、素早く組織化する。社内で新しいユニット(班)への異動を募ったり、グローバルの著名ブランドからデザイナーやプロダクトマネジャーを引き抜くこともある。

もしその製品ラインがうまくいかなくなったら、解散してほかのユニットが人材を吸収する。こうしたフレキシビリティ(柔軟さ)が、企業の新陳代謝と働く楽しさを作り出しているそうだ。

「ただし、組織についても試行錯誤を繰り返しています。チームを重視する体制に移行する以前は、マトリクス的に、製品を横断して担当の仕事をする、という体制を敷いていました。創業当初はグーグルの組織体制を参考にしてきましたが、中国のグローバル企業研究をしながら、その土地に合わせた変革を繰り返しているのです」
2016年はポケモンGO需要が爆発
日本では4期目となるアンカー。基本的に販社という位置づけだが、日本発のプロジェクトもいくつか進行中だという。2016年、世界成長は150%だったが、日本は200%と、グローバルの中でも飛び抜けて高い成長率を示している。

「2016年は、なんといってもポケモンGOの影響が大きかったです。アプリがアナウンスされたタイミングで、すでに販売がケタ違いになり、リリースされた日の午後には、バッテリーの売り上げが5倍になりました。あらゆる在庫がゼロになり、大変なおしかりを受けました」

グローバルの中でも、日本が最も鋭くポケモンGOに反応したという。ゲームを楽しみたい。しかしスマートフォンのバッテリーが生命線であるという現実もある。「ポケモンGOを楽しむならバッテリーが必要という理解が、最も進んでいたのではないか」と語る。
「今後、ポケモンGOに限らず、位置情報ゲームや高度なグラフィックス、あるいは拡張現実、仮想現実といったゲームが定着すれば、モバイルバッテリーのニーズはさらに高まっていくと予測しています。その反応が最初に表れるのは、今後も日本市場だとみています」(井戸氏)

アンカーは、深センに本拠地を置いていることからもわかるとおり、自社工場を持たない企業だ。それゆえに見えてくる市場環境の変化もあるという。

「世界の工場と言われる深センであっても、あらゆるリソースには限りがあります。たとえば、工場の働き手の増減や、春節以降の戻りのタイミングといった労働力の問題には、敏感に反応しなければなりません。

加えて、同業や別の産業との労働力やパーツの取り合いが展開されていることも、われわれのビジネスに大きく影響があり、また、そこにかかわっているからこそ予測できる近未来があります」

PCをUSB Type-C/USB PD対応モバイルバッテリーで充電する新しい使い方

今年はUSB Type-Cの当たり年と言ってよいほど、USB Type-Cに対応した機器が増えている。モバイルノートPCも同様で、今年のモデルからUSB Type-C端子が搭載したノートPCが爆発的に増えつつある。

そうした製品に、USB Type-C、そしてUSBに大電力を供給する仕様であるUSB PD(PowerDelivery)に対応したモバイルバッテリーを組み合わせると、1日バッテリーで利用できるノートPCの使い方が可能になるのだ。

 現状一般的なノートPCに採用されているCoreプロセッサのUプロセッサ搭載のPCが必要とするような45W、65Wに近い給電を可能にしているUSB PD対応モバイルバッテリーで日本国内で正規に販売されているのが、ASUS JAPANが販売しているZenPower Maxになる。

本記事ではそうしたUSB PD対応モバイルバッテリーでPCが充電出来るようになる背景、実際の使い勝手などについて紹介していきたい。

デジタルの標準端子の座を獲得したUSB、新しいUSB Type-C端子へ徐々に移行

 デジタルの世界で標準規格の端子としての座を獲得しているのがUSB(Universal Serial Bus、ユーエスビーと発音する)であることに異論を唱える人はいないだろう。1996年にIntelやMicrosoftなどが中心となって規定されたUSBは、当初はPCに周辺機器を接続する規格としてスタートした。

その後、USB1.1(1998年)、USB 2.0(2000年)、USB 3.0(2008年)、USB 3.1(2013年)と進化してきて、まもなく新しいUSB 3.2という仕様が規定される予定になっている。

 そうしたUSBの端子で、最近注目を集めているのがUSB Type-C(ユーエスビータイプシー、省略する場合にはUSB-C/ユーエスビーシー)端子だ。USB Type-Cは”USB Type-C Specification”という仕様書の中で規定されている端子で、従来のUSB機器で一般的に利用されてきたStandard-A端子、Micro-AB端子などに変わって、今後普及することが見込まれている。

既に2015年頃から搭載機器は発売されており、PCでは2015年にAppleが発売したMacBook(2015年型)に初めて採用された。その後Windows PCなどでも採用が始まっており、特に今年発売した製品ではプレミアム向けのPCを中心に採用が進んでいる。

USB Type-Cは、従来のStandard-A端子の弱点であった大きさ、リバーシブルではないこと、そしてMicro-B端子の弱点だった大容量の電流を流すことができない点を補うために作られた。

端子は両面どちらも使うことができるリバーシブルで、かつコンパクトでありながら大容量の電力を流すことが可能になっている。また、Altモードと呼ばれる、USBのケーブルを利用して他の規格(DisplayPortやHDMIなど)のプロトコルを流すことができるのも特徴で、USB Type-Cのケーブルを利用してディスプレイ出力を行うなどの使い方もできるようになっている。

 こうした特徴を持っているため、今後USB Type-CはStandard-AやMicro-ABを置き換えていくことになると考えられている。ただ、既にUSBポートはある意味社会インフラの1つになっており、空港や駅といった公共スペースや、航空機や列車の中などにもUSBポート(Standard-A)が備えられていることが増えている。それらがUSB Type-Cに置き換わるまでには10年単位での時間が必要になると考えられるため、時間はかかるとは思うが徐々にUSB Type-Cになっていくだろう。

USBはType-C以前から、スマートフォンやタブレットの充電に活用されてきた。USB 2.0までは5V(電圧) 0.5A(電流)=2.5Wの電力をデバイスに供給できる仕様になっており、ちょうどフィーチャーフォンの充電器の5VのACアダプターと電圧が同じことに注目した人達が、フィーチャーフォン用のケーブルを開発して、PCのUSBポートをフィーチャーフォンの充電に使い始めた。

その後USBのStandard-A端子を持つACアダプタが発売され、PCからではなくUSB ACアダプタにスマートフォンを接続して充電する、そういう使われ方が一般的になっていったのだ。

 だが、ACアダプタでは電源コンセントがあるところでしか充電できない。であれば、どこでも充電できるように…と企画され発展してきたのがモバイルバッテリー。フィーチャーフォン時代には充電に必要な電力も小さかったこともあり、乾電池だったりしたが、大容量の電力を必要とするスマートフォン時代にはリチウムイオン電池が一般的になり、現在に至っている。

 しかし、それでもPCを充電するというモバイルバッテリーは登場しなかった。というのも、従来のUSBの規格では、PCを充電できるほどの電力を供給することができなかったからだ。USB 2.0までは5V/0.5A=2.5W、USB 3.0では5V/0.9A=4.5Wしか規格上は給電することができない。その後、それ以上の給電ができる仕様も登場しているのだが、それでも30Wや45W、65Wといったもっと大きな給電を必要とするPCには十分ではなかったのだ。

 その状況を大きく変えつつあるのが、USB Type-C端子とほぼ同じタイミングで規定されたUSB PD(Power Delivery)と呼ばれる規格だ。USB PDは、従来のUSBの規格ではカバーできなかったような大容量の電力を給電する仕様。最大で100Wまでの電力を供給することが可能になっている。

このため、USB PDに対応したACアダプターでは、45W、65Wなどの大容量の電力を給電でき、PCを充電することも可能になっているのだ。もう1つ重要な事は、USB PDは標準仕様なので、USB PDに対応したACアダプタは、他社製のものであっても利用可能ということだ。

ただし、どれでも使えるかと言うとそうではなくて、少なくともPCが必要とする電力量よりも高い電力を供給できる必要がある。そうした条件は付くものの、純正のACアダプターしか使えなかった従来の状況から比べると飛躍的に自由度が増す、そういう時代になりつつある。

 実際、筆者はAppleが同社のMacBook Pro用に販売している61W USB-C電源アダプタ(MNF72J/A、7,400円/税別、Apple Store価格)とUSB-C充電ケーブル(2m) (MJWT2AM/A、2,200円/税別、同)を、LenovoのThinkPad X1 Yoga(Gen2)に利用している。

Lenovoの純正品であるLenovo USB Type-C 45W ACアダプター(4X20M26255、5,400円/税込、Lenovoオンラインストア価格)、Lenovo USB Type-C 65W ACアダプター(4X20M26271 、5,400円/税込、同)ももっているが、Appleの61W USB-C電源アダプタはケーブルが分離する形になっており、他の機器とUSB Type-Cのケーブルを共有できるという点を評価してこの組み合わせで使っている。

Lenovo純正品のLenovo USB Type-C 65W ACアダプタに比べてやや給電量は減るため、若干充電時間は長くなるが、それでもLenovo USB Type-C 45W ACアダプターよりも短い時間で充電できるため重宝している。

Lenovo純正品ではない、61W USB-C電源アダプタ(MNF72J/A)とUSB-C充電ケーブル(2m) (MJWT2AM/A)で、ThinkPad X1 Yoga(Gen2)を充電しているところ。20.3V/2.79A=56.637Wで充電できている。LenovoのType-C充電器がケーブルが分離できないのに対して、Appleのそれはケーブルが分離できるのが便利

 今後はこうした、メーカー純正品ではないACアダプタをPCでも使うということが当たり前になっていくだろう、そのための標準規格なのだから。そうなると、何がいいかと言えば、本体が必要とする給電量以上のUSB Type-C ACアダプタを購入すれば、どれでも使えるようになる。今だとACアダプタを家に忘れてきたことを空港で気がついたら、慌てて取りに帰るということになると思うが、これからは出先でUSB Type-CのACアダプタを買えば良い。

あるいは今までは同じメーカー同士でしか貸し借りできなかったが、今後は他メーカーのACアダプタでもUSB Type-Cであれば貸し借りできる、今のスマートフォンのUSB充電器がそうであるように。また、将来的にはホテルの部屋や飛行機に、USB PDの給電に対応したUSB Type-C端子が用意されており、それにつなげば充電できる、そういう時代になるだろう。

●60WのUSB PD給電に対応するZenPower Max。Core UなPCも楽々充電

 モバイルバッテリーの中にも、USB PDに対応した製品が登場しつつあり、それを利用するとUSB PDのACアダプタに対応したPCを充電することが可能になる。つまり、モバイルバッテリーを、ACアダプタの代替として利用することができるのだ。

 筆者が利用しているのは、ASUSTeK Computer(以下ASUS)の日本法人ASUS JAPANが販売するZenPower Maxだ。ZenPower Maxは昨年販売開始されたモバイルバッテリーで、96Whの大容量のリチウムイオンバッテリーを内蔵している。

Standard-AのUSB端子を2つ、USB Type-C端子を1つ搭載しており、前者はスマートフォンやタブレット(QuickCharge 2.0に対応)を、後者ではPCなどUSB PDに対応した機器を充電できる。

なお、ASUS JAPANのプレスリリースには一言もUSB PD対応とは書かれていないのだが、グローバルな製品情報にはUSB PowerDelivery対応と書かれているので、無論USB PD対応となる。

なぜ、ZenPower MAXを選んだのかというと、筆者が検討した時点では、日本で販売している他のUSB PD対応モバイルバッテリーはいずれも、USB Type-C/USB PDの出力電力が30Wまでで、ThinkPad X1 Yoga(Gen2)の45W以上のACアダプタに対応という本体側のニーズを満たすことができなかったからだ。

30Wでも充電できるPCは、DellのXPS 13 2-in-1のように、CPUに消費電力が少ないYプロセッサのCoreプロセッサを採用している場合が多く、一般的なノートPCに搭載されているUプロセッサのCoreプロセッサでは45W以上ということが多いのだ。

USB-CのACアダプタになるMacBook Proも、前出の61W USB-C電源アダプタ(MNF72J/A)がバンドルされているので、ACアダプタ利用時とあまり変わらない充電速度を実現するには、やはり60Wの出力が出せるZenPower MAXのようなUSB PD対応モバイルバッテリーが必要になる。 

容量は96Wh、ThinkPad X1 Yoga(Gen2)の規定バッテリーが56Whなので、1.8回分充電できる容量を備える。もちろん、バッテリーはへたるし、何よりも給電、充電の際にロスが発生するので、計算通りに行くわけではないが、一回分充電した後で残りを確認してみると、4つあるインジケータの2つが点灯しており、つまり25~50%の間の容量が残っていると確認できた。

専用のACアダプタは惜しいが、ZenPower Maxと組み合わせるとPCの駆動時間を1日に延ばせる

 このZenPower Max、ここまでの話しではかなりよさげに思えるかもしれないが、2つ弱点がある。1つはせっかくUSB Type-C端子があるのに、そこからはバッテリーそのものを充電することができないこと。充電には付属の専用ACアダプタを持って行く必要がある。

高速に充電できるメリットはあるのだが、そのためだけにわざわざ専用のACアダプタを持って行かなければならないというのはちょっと残念な仕様で、ぜひ次期モデルではUSB Type-CのACアダプタで充電できるようにして欲しい。

もう1つは重量だ。96Whという”モバイル”バッテリーとしては最大級の電力量のバッテリーを内蔵していることもあるし、ケースがとてもしっかりしているので、565gとモバイルバッテリーとしてはかなり重量級と言える。

その代わり多少手荒に扱っても安心なのは良いのだが、それでも565gはちょっと重い。筆者としてはPCを一回充電できればいいので、容量は半分ぐらいか2/3ぐらいで十分で、やや容量を減らして軽量化したモデルが欲しいところだ。

 こうしたZenPower Maxの使い方としては、普段はもって歩かず(重いし…)、必要だと想定される時だけもって歩くようにしている。というのも、筆者のThinkPad X1 Yoga(Gen2)、使い方にもよるが概ね6~8時間程度はバッテリーで利用できるため、2時間ぐらいの取材や会議+数時間のノマドワークぐらいであれば特にACアダプターが無くても問題ないし、そのノマドワーク時に充電すればバッテリー不測が頻発することはないからだ。

 しかし、時には1日ACアダプターにつなげない時もある。例えば、テクノロジーカンファレンスの取材などがその例で、1日朝から晩までプレゼンテーションを聞きながらPCでメモを取る時がある。そういう時は電源があるところに行ってる暇がなかったりするので、なんとかバッテリーだけで1日持たせないといけない。

かなり省電力に使えば8時間近く持つものの、朝8時~夕方18時までのカンファレンスとか言うときは厳しい。そういう時に、拡張バッテリーの代わりとして、ZenPower Maxを持って行っている。例えば、お昼ご飯を食べている時に、このバッテリーにつないでおけば、ほぼ0%の状態でも1時間ぐらいでほぼ80%ぐらいまで充電することができていた。これをもって歩けば1日以上PCを使い続けられる、そういう環境をゲットできるということだ。

 もちろん、だったら最初からPCにもっと大きなバッテリーを搭載してくれよ…と思うのはもちろん筆者もそう思うが、現状では大きなバッテリーを積むと、今度は重いと言われて売れなくなるという問題がある。そう考えればノートPCの設計者が大きなバッテリーを搭載できないのも道理で、そこは長時間が欲しいユーザーが工夫する必要があると筆者は考えている。

 その1つの手段として、今後PD給電可能なモバイルバッテリー、長時間駆動が可能なPCを必要としているユーザーには福音となるのではないだろうか。ぜひともZenPower Max以外にも、60Wや45Wといったより大電力を供給できるUSB PD対応モバイルバッテリーが登場することを期待して、この記事のまとめとしたい。