スマートフォンのバッテリーパックを劣化させない3つの心がけ

1.バッテリーパック自体を劣化させない3つの心がけ

バッテリーの持ちは、スマートフォンを使う上でいちばんの悩みかもしれません。バッテリーの持ちをよくするためには、設定やアプリを見直すことのほか、バッテリーパック自体の性能を劣化させないようにすることも大切です。

スマートフォンのバッテリーパックは、「リチウムイオン電池」という種類の電池です。リチウムイオン電池の性能を劣化させないためには、バッテリーパックをどのように使ったらよいでしょうか。

リチウムイオン電池の特性上、以下の3点に注意するとよいそうです。

  1. 普段の充電では、電池残量がある程度少なくなったら充電して、充電が完了したら充電ケーブルを外す
  2. 充電ケーブルにつないだままスマートフォンを操作しない
  3. スマートフォン(の電池)を、高温のままにしておかない

反対に、以下の3点はNGです。

  1. 100%まで充電されても、充電ケーブルをつないだままにする
  2. 充電ケーブルにつないだままスマートフォンを操作する
  3. スマートフォンを高温のままにする(車のダッシュボードに放置する、など)

以下、説明します。

2.リチウムイオン電池の特性からみた3つの心がけ

(1)リチウムイオン電池の特性

まず、リチウムイオン電池には、メモリー効果がほとんどないそうです。したがって、継ぎ足し充電をしても、電池容量は減りません。

他方、リチウムイオン電池は、保存状態によって劣化の程度が変化します。リチウムイオン電池の劣化が進みやすい条件は、以下の2つです。

  1. 満充電状態
  2. 高温状態

次に、リチウムイオン電池は、過放電状態になると、性能が劣化するそうです。端末の設計上、過放電の手前で自動で電源が落ちるようになっているそうですが、電源が落ちてからも、若干の放電があるそうなので、そのまま放置すると、過放電に至る可能性があるそうです。

(2)3つの心がけと3つのNG

a.充電の仕方で気をつけるべき点

充電の仕方で気をつけるべき点は、以下の2点です。

  1. まず、満充電状態がずっと続かないように、充電が完了したらケーブルを外すことです。あるいは、100%になる前、80%、90%あたりでケーブルを外す方がよいかもしれません。
  2. 次に、電池残量が少なくなりすぎるのもよくないそうです。過放電に至ることはあまりないと思われますが、docomoが「電池パックの特性上、電源が入らなくなるまで使用してから充電を繰り返すと、電池の使用時間が短くなります。」と言っていることからすれば、20%を切って、充電してくださいとの表示が出たら、充電すればよいのではないかと思います。

b.充電ケーブルをつないだままの操作

充電ケーブルをつないだままの操作は、以下の2点で、問題があります。

  1. 満充電になったまま充電ケーブルを外さないで操作をすると、満充電状態が続くことになります。
  2. 充電ケーブルをつないだまま操作をすると、端末とバッテリーが高温状態になりがちです。メモリー効果がないのですから、充電中に操作をする必要が生じたら、ケーブルから取り外して操作をする方がよいのではないかと思います。

c.高温状態に放置しない

高温状態に放置しないためには、以下の2つが大切ではないかと思います。

  1. まず、物理的に高温の場所に端末を放置しないことです。車のダッシュボードや暖房器具の近くは危険です。
  2. 次に、端末の操作によって端末が高温になった場合、できる限り端末を冷ますことが必要ではないかと思います。高温状態でズボンのポケットに入れると、冷めません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です