【iPhone】充電できない9つの原因と解決方法

今回はiPhoneの充電が突然できない状況になった時の対処方法について解説します。iPhoneが充電できなくなると、本体の故障や修理の必要性を考えてしまいますが、Lightningケーブルが断線した可能性など、本体以外の場所に原因がある場合が多々あります。
当記事を2015年5月に公開した頃から、多くの読者の方に「解決できた」とコメントやメールで多く頂いており、これまでに解決した事例が多い順に、原因と対処方法を詳しく解説していきます。
iPhoneが充電出来ない問題は再起動で改善することが多い
iPhoneにLightningケーブル(充電器)を接続しても、突然充電されなくなってしまった時は、iPhoneのソフトウェアに問題が生じていることが多く、ほとんどの場合はiPhoneを再起動する事で改善することが多いです。当記事を見てくださった方々からも、再起動で直ったとのご報告が目立ちます。
iPhoneを再起動するには、iPhone側面の電源/スリープボタンを長押しして、スライドで電源オフを横にスライドし電源をオフにし、画面が完全に消灯したら再び電源/スリープボタンを長押しして電源をオンにしてください。
※ スリープボタンとホームボタン(iPhone7以降はスリープボタンとボリューム小ボタン)を同時押しで再起動する「ソフトリセット」ではありません。
画面が暗転している場合は完全放電が原因である可能性
iPhoneにLightningケーブル(充電器)を接続しても、画面が一切点灯(暗転/ブラックアウト)しない場合は、iPhoneが完全放電(バッテリー残量が0%)している可能性が考えられます。
完全放電してしまっている場合は、iPhoneを電源に接続して10分程度待ち、iPhoneが復旧しないか確認してください。
OA(電源)タップを使用している場合は使用を中止する
iPhoneをOAタップ(タコ足)にACアダプタを接続して充電をしている場合は、一度OAタップの使用を中止して、異なるOAタップ、或いは壁面のコンセントに直接接続して、充電がされないか確認してください。
もし異なる電源から充電ができた場合は、OAタップの故障が考えられるので、OAタップの買い替えをする必要があります。なお買い換える際には、100円ショップで購入できるような安価なOAタップは、物によっては電圧が不安定なものもあるので、可能な限り避けるようにした方が良いです。
ACアダプタを挿すコンセントの差込口を変更する
壁面コンセントにiPhoneのACアダプタを直接接続している場合は、別の壁面にあるコンセントに接続することで、充電されないか確認してみてください。
もし別の壁面コンセントで充電できる場合は、壁面コンセント側に問題がある可能性があるので、賃貸であれば管理会社、持ち家であれば設備屋に点検をお願いすると良いかと思います。
Lightningケーブルが断線していないか確認する
PhoneのLightningケーブル(充電器)は、ケーブルの被膜や根本が非常に脆く、一般的に考えられる範囲で使っていたとしても、断線するケースは珍しくありません。もしケーブルの根本が折れ曲がっていたり、被膜に破れがあるようであれば、別のLightningケーブルで充電出来ないかお試しください。
また商品パッケージに「MFi認証」のロゴ(Made for iPhone)が記載されていない、安価なLightningケーブルを使用している場合は、iOSのアップデートによって動作しないなる場合もあるので、買い換える際には純正あるいはMFi認証のロゴがあるLightningケーブルを購入するようにしてください。
ACアダプタの故障・錆などを確認する
iPhoneのACアダプタ自体が故障するのは稀ですが、保管状況によってはプラグ部分が錆びてしまったり、内部が劣化してしまい充電できなくなる場合も考えられます。またMFi認証がされていない、非正規のACアダプタを使用している場合は、iOSアップデートにより使用出来なくなっている可能性も考えられます。
もし「ACアダプタに腐食がみられる」「非純正の格安ACアダプタを使用している」といった場合であれば、純正のACアダプタで充電が出来ないか試してみてください。
PCで接続しているUSBポートを変更する・使用を中断する
パソコンのUSBポートにLightningケーブルを接続し、iPhoneの充電をしている場合は、異なるUSBポートに接続して充電されないか試してみてください。
iPhoneを充電するには一定の電力量が必要なので、パソコンのUSBポートに十分な電力が流れていない場合や、バスパワータイプ(電源を必要としない)USBハブをお使いの場合は、セルフパワー(電源を必要とする)USBハブに買い換える必要があります。
iPhoneの初期化・復元を試してみる
これまでに解説した手順を試しても状況が改善しない場合は、iOSに不具合が生じている可能性も考えられるので、iPhoneをバックアップした後に初期化・復元を行ってください。
Phoneの故障の可能性が考えられる場合はAppleサポートに連絡する

これまでに解説した対処方法を試しても改善せず、尚且つiPhoneの初期化と復元を行っても状況が改善しない場合は、iPhone自体が故障している可能性(Lightning端子の故障やバッテリーの故障)も考えられるため、Appleサポートに「充電できない旨」を伝えてください。
恐らく電話口で初期化や復元、Lightningケーブル云々の故障が無いか確認するよう案内されるかと思いますが、これまでに行った対処方法を伝えることで、不必要な案内を避けることができ、スムーズに修理交換や診断テスト等の案内を受けることができるかと思います。
Lightningケーブルは純正よりも高耐久のサードパーティ製がおすすめ

もしLightningケーブルの断線などによって、iPhoneの充電ができなくなったのであれば、純正のLightningケーブルは避けて、MFi認証(Apple公認)を受けているサードパーティ製の高耐久Lightningケーブルに買い換えることをお勧めします。
高耐久Lightningケーブルは様々なメーカーから発売されていますが、6,000回以上の折り曲げ試験を耐え、18ヶ月保証が付帯しているAnker社の製品がおすすめです。私も好んで使っており、デスク用とベッド(枕元)用で2本常備しています。

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